アートで地域活性化！八千代市の新たな取り組み「YACHIYO ART PROJECT」

アートで地域を活性化する挑戦

千葉県八千代市にある複合施設「ism緑が丘」で、株式会社マルハン東日本が推進する大規模なアートプロジェクト「YACHIYO ART PROJECT」が進行中です。この取り組みは地域の活性化を目的としており、ニューヨークを拠点に活動する著名なウォールアートアーティスト、DRAGON76氏がアンバサダーとして参加しています。彼の活動を通じて、地域の子どもたちに芸術の楽しさや自由さを伝えています。

地域社会と共に

マルハン東日本は、「人生にヨロコビを」という企業理念のもと、地域との共生を大事にしながらエンターテインメント事業を展開してきました。近年、「日本の幸福度の低さ」に焦点を当て、社会にできることを模索する結果として、この「八千代アートプロジェクト」が発足しました。地元の方々との協力を得て、アートを通じて楽しめる場所を提供することを目指しています。

プロジェクトは2023年10月に始動し、「人が集い、心が動く場所」を作ることを目指しています。その具体例として注目されているのが、トイレの空間をキャンバスとした「トイレアート」です。このプロジェクトでは、片桐仁氏をはじめとする計11名のアーティストがトイレ空間を美しく飾り、利用者に驚きと楽しみを提供しています。

トイレアートの魅力

「トイレは誰もが利用する場所だからこそ、心地よさや驚き、楽しさを感じてもらいたい」という想いから始まったこの取り組み。実際に、1階の多目的トイレから始まり、複数のトイレにはさまざまなアーティストによる作品が施されています。たとえば、CAB氏やTOMASON氏など、実力派アーティストが手がけた作品が多く、訪れる人々に新たな体験を提供しています。

DRAGON76氏の特別教室

また、DRAGON76氏は、地域の小学校や中学校を訪れ、アートに関するワークショップを実施しました。実際に1,400名以上の児童・生徒を前に「絵を描くことは自由で、自分の手で世界をつくることができる」と語りかけ、トークやライブペインティングを通じて子どもたちにアートの楽しさを伝えました。

ワークショップとミニライブ

さらに、10月18日・19日には、様々なアーティストによるワークショップやミニライブが開催され、500名以上が参加しました。陶芸体験やライブペインティングなど、多彩なプログラムを通じて地域の方々がアートを体感し、「こんな場所ができて嬉しい」という声が寄せられました。人々がアートに触れることで、地域のつながりが深まっています。

未来への展望

マルハン東日本カンパニーは、今後も「ism緑が丘」を拠点に、アートを通した地域活性化の活動を続けていく予定です。人と街が交わる場所を創造することで、アートの力を活かしながら地域を元気にする取り組みが進められています。

このプロジェクトは、地域のアーティストとの共同作業や市民の参加などを重視し、アートを身近な存在として提供することを目指しています。これからも、「アートの力でまちを元気にする」という理念を実現するために、様々な活動が続いていくことでしょう。