名城大学公開講座、森和俊特任教授の特別講演会
名城大学は、2025年6月14日に一般市民向けの公開講座を開催します。この講座では、特任教授であり、京都大学高等研究院の特別教授でもある森和俊氏が講演を行います。講演のタイトルは「小胞体ストレス応答-私たちが持っている驚異の復元力」というもので、細胞内の特殊な機能についての理解を深めることが目的です。
森和俊教授の経歴
森教授は、細胞内でのタンパク質の品質管理を行う「小胞体ストレス応答」のメカニズムを解明した実績を持っています。その業績により、2014年にはノーベル賞の前哨戦とされるアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞し、さらに2018年には文化功労者としての称号も得ました。彼の研究は、私たちが健康を維持する上での重要なメカニズムを解明しています。
小胞体ストレス応答とは
小胞体は細胞内に存在する器官の一つで、タンパク質の構造を整える役割を持っています。良好な形に整えられたタンパク質は細胞の機能を支える一方、形の崩れた異常なタンパク質は分解されるべき存在です。森教授はこの小胞体が持つ「驚異の復元力」のメカニズムを分かりやすく解説し、私たちの細胞内でどのようにこの機能が働いているのかを伝えます。
講座の詳細
講座は名城大学八事キャンパスのライフサイエンスホール(新1号館7F)で、午後1時から午後2時30分までの時間帯に行われます。開場は午後0時30分からとなっています。このイベントは先着260名を対象にしており、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
講座に参加を希望する方は、以下のURLからお申し込みください。
申し込みサイト
なお、定員に達した場合は締切となりますので、早めの申し込みをおすすめいたします。
メディア取材について
取材を希望されるメディア関係者に向けて、取材要領も用意されています。取材希望の方は、6月13日(金)の午後3時までに、指定のメールアドレスに必要事項を記入の上で連絡ください。メールのタイトルには「森和俊特任教授公開講座/社名」を記載し、本文には必要な情報を明記する必要があります。
この機会に、細胞の神秘に触れる貴重なチャンスをお見逃しなく。私たちの身体がどのようにして健康を保っているのか、その根本的な部分に迫る講座にぜひご参加ください。