国内初!FinOpsに関する日本語書籍が登場
2025年3月19日、UPWARD株式会社が翻訳に参画した書籍『クラウドFinOps 第2版 ー協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定』が株式会社オライリー・ジャパンより発行されました。この書籍は、日本国内において初めてFinOps Foundationによる内容が日本語で提供されるもので、今後のクラウド財務管理の指針となることが期待されています。
FinOpsとは?
「FinOps」は「Finance」と「DevOps」を組み合わせた用語であり、エンジニアリング、財務、技術、ビジネスの各チームが共にデータに基づいて支出を決定するための協力を促進する、新しい財務管理のアプローチです。クラウドコンピューティングが進化する現代において、企業はFinOpsを通じてクラウドコストとビジネスの成果を最適化しようとしています。
本書では、FinOps Foundationのフレームワークとライフサイクル(Inform、Optimize、Operate)の基本概念が詳述されています。これにより、読者は包括的なクラウドコストの最適化手法を学ぶことが可能となります。
UPWARDのFinOps実践
UPWARDでは、Microsoft Azure、AWS、GCPという三大クラウドベンダーのインフラを利用して、迅速かつ効率的な開発を実現しています。FinOpsの実践として、各クラウドサービスにおけるコスト管理のためのダッシュボードを構築し、日々のコストの監視を行っています。このダッシュボードにより、プロダクトごとのクラウドコストを可視化し、共有費用の配分を通じてプロダクトの原価を算出しています。また、投資収益率(ROI)の評価を行いながら、クラウドインフラを強化するという戦略を展開しています。
今後もUPWARDはFinOpsを積極的に取り入れ、セールスエンゲージメントサービス領域でのプロダクト提供を迅速に行っていく方針です。
書籍の詳細情報
- - 書名: クラウドFinOps 第2版 ー協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定
- - 著者: J.R. Storment、Mike Fuller
- - 訳者: 松沢 敏志、風間 勇志、新井 俊悟、福田 遥、門畑 顕博、小原 誠
- - 発行: 株式会社オライリー・ジャパン
- - 販売: 株式会社オーム社
- - 価格: 印刷書籍版・電子書籍版 各4950円(税込)
- - ページ数: 488ページ
- - 発行日: 2025年3月19日
- - 商品情報: オライリー・ジャパン
この書籍を通じて、クラウドにおける財務管理の新たな視点を手に入れることができるでしょう。特に、FinOpsに関心のあるビジネスパーソンやエンジニアには必読の一冊です。