株式会社ジェクトワン、宮城県蔵王町で宿泊施設「Villa ZAO」を取得し業務提携スタート

宮城県蔵王町に新たな宿泊施設「Villa ZAO」が誕生

株式会社ジェクトワンが宮城県蔵王町で旅館業を開始することを発表しました。この度取得した宿泊施設「Villa ZAO」は、宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉に位置し、2025年11月1日からジェクトワンがオーナーとして運営を開始します。運営はガイアに委託され、両社の協力によりこの地域の活性化を図ることが目的です。

1. 業務提携の概要

この業務提携は、2015年施行の「空き家等対策の推進に関する特別措置法」をきっかけに生まれたもので、ジェクトワンは2016年から「アキサポ」という空き家解決サービスを展開してきました。

ジェクトワンはこれまで多くの空き家問題に寄り添い、最適な解決策を提供してきました。一方、ガイアは宮城県を中心に宿泊施設「ガイアリゾート」を運営し、地域全体を活性化させる取り組みを行っています。この両者が手を組み、空き家を活用した地域価値向上を目指すのです。

2. 「Villa ZAO」の基本情報

取得した「Villa ZAO」は、木造合金メッキ鋼板葺の平家建てで、延床面積は92.74㎡、間取りは3LDKという魅力的な宿泊施設です。2024年4月に完成したばかりで、温泉利用も可能で一棟貸しの形式を取っています。この施設の特長は、蔵王山水苑内に位置していることで、自然豊かな環境を楽しむことが可能です。

3. 今後の展望と地域貢献

ジェクトワンとガイアは、蔵王町をモデル地域とし、今後も連携を深めていく計画です。ジェクトワンの「アキサポ」の知見を活かし、ガイアが運営する新たな宿泊施設の展開を図ります。また、全国の「アキサポ」再生物件におけるガイアの運営支援や、老朽化したリゾート施設や遊休別荘地の再生にも取り組んでいく方針です。

4. 地域社会の持続可能な構築に向けて

両社は、空き家問題を出発点とした地方創生や持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みを強化していきます。特に、地域資源を再生し、地域住民との共生を図ることが重要です。新たな宿泊施設の運営により、多くの観光客を引き寄せることが期待され、地域経済の活性化につながることでしょう。

5. ジェクトワンの会社情報

株式会社ジェクトワンは、2009年に設立され、総合不動産開発事業、リノベーション、賃貸管理、空き家事業を展開しています。東京都渋谷区に本社を構え、地域課題に対応した多様なビジネスモデルを追求しています。特に「アキサポ」サービスは、地域ごとの特性を考慮した多角的なアプローチを可能にし、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。