介護業界の期待の星、なんじょう苑グループ
沖縄県南城市を中心に展開する日南株式会社(なんじょう苑グループ)は、介護スタッフ85名を対象にした賃金引き上げを発表しました。この取り組みは、2026年の介護報酬の臨時改定に伴うもので、スタッフへの待遇改善を目指した重要なステップです。
賃上げ内容とその背景
新垣憲良社長が率いるこのグループは、全スタッフに対し月1万〜3万円の給与アップを実施することを決定しました。さらに年2回、6月・12月には1人あたり10万円以上のボーナスも支給されるとのこと。介護を支えるスタッフの処遇を改善するため、訪問看護部門も初めて加算の対象となります。
2026年の介護報酬改定は、政府が進める介護人材不足への対応策の一環として実施されます。処遇改善加算の見直しにより、事業者は一定の条件を満たすことで上位の加算区分に移行し、より高額な賃金を確保できるようになります。中でも訪問看護スタッフの処遇改善が新たに組み込まれたことは、特筆すべき事柄です。
他社と差別化された取り組み
なんじょう苑グループは、政府が定めた基準以上の独自の処遇改善施策を実施しています。具体的には、夜勤手当が業界平均の5,000〜8,000円に対し、15,000円と高めに設定されている点が挙げられます。このように、単なる「やりがい」だけでなく、実際の報酬面でもスタッフにしっかり還元を行う姿勢が評価されています。
「やりがいだけに頼らない」という企業理念は、新しい人材の確保に直結するだけでなく、介護現場における質の高いサービスの提供へもつながると考えています。
介護を誇れる職業へ
なんじょう苑グループは、「介護を誇れる仕事にする」というビジョンを持ち、地域に貢献しつつ、介護職の給与水準を向上させることに挑戦しています。高齢化が進行する沖縄では、このような取り組みがますます必要とされます。介護業界全体のイメージを変え、地域住民が安心して老後を過ごせるような環境作りに力を入れています。
社長の想い
新垣社長は、今回の賃金引き上げを「当然の一歩」と位置付けており、スタッフへの感謝の気持ちを明確にしています。「働いてよかった、続けてよかった」と感じてもらえる職場を共に築き、全国に良い影響を与える好事例を発信することが目標です。
会社概要と今後の展望
日南株式会社は、沖縄県南城市に本社を構え、2014年に設立。介護事業を中心に多様なサービスを提供しています。今後も地域との連携を大切にしながら、採用、教育、処遇に力を入れ、誇りを持って働ける職場づくりを続けていく方針です。これにより、沖縄の介護業界全体を底上げすることを目指します。
代表取締役社長の新垣氏が率いるなんじょう苑グループの取り組みは、全国の介護業界にも良い影響を与えることでしょう。具体性を持った処遇改善を通じて、介護のイメージを変える挑戦が続いています。