Prazto、ETLサービス「Passwork」に新機能を導入
株式会社Praztoは、ETL/EAIサービス「Passwork」に新たにオリジナルコネクタ作成機能を追加しました。この機能は、ユーザーやパートナー企業が自分たちのニーズに合わせて独自のコネクタを作成できるものです。これにより、データの連携が一層進化し、業界特有のニーズにお応えできる環境が整いました。
DX推進の背景
企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、異なるシステム間のデータ連携が急務となっています。しかし、多くの企業が特定の業界向けに設計された専門のSaaSや独自に開発されたシステムを使用しているため、汎用のETLツールでは申し訳程度に提供される標準コネクタでは対応しきれない場合が多いのが現実です。これまで、こうしたシステムとの接続にはカスタム開発が必要で、時間とコストの面で大きな負担となっていました。
オリジナルコネクタ作成機能について
新機能により、Passworkの標準コネクタが対応していないサービスへの接続も、ユーザー自身やパートナーによって実現可能になります。主な設定項目は次のとおりです:
1.
基本設定
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ベースURL:接続先APIの基本URLを指定
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認証方式:OAuth2.0、APIキー認証、カスタム認証(JavaScript)から選択
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ページネーション形式の設定
2.
リソース一覧の取得設定
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API取得:リソースを返すAPIエンドポイントを指定
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固定リスト:手動でリソース名を設定
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カスタム処理(JavaScript):ユーザー独自のロジックでリソース一覧を取得
3.
フィールド一覧の取得設定
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APIによる取得:フィールド情報を返すAPIエンドポイントを指定
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固定リスト:フィールド情報を手動で設定
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カスタム処理(JavaScript):独自のロジックでフィールド情報を取得
このように多様な設定が可能なため、さまざまなサービスとの接続が容易になります。
閉域ネットワークへの対応
Passworkはまた、安全に閉域ネットワークにあるシステムへの接続もサポートしています。AWS VPCやVPNを介して、インターネットに公開されていない社内システムやプライベートクラウド上のアプリケーションとも連携できます。これにより、セキュリティ要件が厳しいエンタープライズ環境でも柔軟にデータ連携が可能となります。
具体的な活用シーン
このオリジナルコネクタ作成機能は、様々な業界での活用が見込まれています。例えば:
- - 業界特化型のSaaS:建築や製造業向けの特定業界向けSaaSとのデータ連携。
- - 独自開発システム:企業が独自に開発した業務システムとの接続。
- - パートナー企業によるコネクタ開発:SIerやコンサルタントが企業向けにカスタマイズされたコネクタを構築。
今後の展望
今後、Praztoは引き続きPassworkの機能を強化し、標準コネクタの拡充やさらに高度なカスタマイズ機能の提供を計画しています。これにより、企業のデータ活用を支援し、さらなる効率化を目指していきます。
Passworkとは?
Passworkは、ノーコード・ローコードで簡単に利用できるETL/EAIサービスです。Salesforceやkintone、freee会計など多数のSaaSに標準コネクタを提供しており、直感的な操作で様々なデータソースとの連携を実現しています。詳細は
こちら から。
会社概要
- - 社名:株式会社Prazto
- - 本社所在地:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 13階
- - 代表者:代表取締役 芳賀 怜史
- - 設立:2019年
- - 公式サイト:prazto.com
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