アニメ『ガールズバンドクライ』の制作舞台裏
アニメ界の新星『ガールズバンドクライ』。この作品は、異なる背景を持つ5人のバンドメンバーが世の中の不条理に立ち向かい、自らの居場所を見つける物語です。その魅力の一つに、精緻なフルCGアニメーションが挙げられます。今回は、その背景にある制作プロセスに迫ります。
【制作の現場・日常芝居のCGディレクターのこだわり】
日本最古のアニメスタジオ、東映アニメーションが制作を手掛けている本作。CGディレクターは、「瞬きを何回するかまで考慮されている」とキャラクターの動きの細かさについて強調します。これは視聴者にリアルな印象を与えるための重要な要素であり、カメラワークやキャラクターデザインも緻密に仕上げられています。
1話の完成には早くて3ヶ月かかるといい、最終工程まで含めるとその時間はさらに延びます。アニメ制作の裏側では、かなりの時間と労力が費やされているのです。その成果は、キャラクターの動きや表情に見事に反映されています。
【迫力満点のライブシーン】
本作の目玉は迫力のあるライブシーンです。その制作秘話として、プロのバンド演奏をモーションキャプチャーで記録し、そのデータを元にキャラクターに表現を反映させました。また、「整形レベルの調整」が施され、アングルが変わるたびにキャラクターの表情が最適化されています。
細部にまで徹底的にこだわる姿勢は、特にステージライトに表れています。最終話では、実に180個ものライトが使用されており、色味や明るさ、強度に至るまで細部が入念に調整されています。このような工夫によって、視聴者は没入感を持ちながら物語を楽しむことができます。
【声優初挑戦の魅力】
そして、本作に出演する声優陣も注目です。井芹仁菜役の理名さん、河原木桃香役の夕莉さん、ルパ役の朱李さんがVTR出演し、キャラクターを演じた感想を語りました。理名さんは「感情の変化が大きく、演じるのが難しかった」と語り、夕莉さんは「風景がリアルで、聖地巡礼もしてきた」と、リアルな表現に強い感銘を受けたことを明かしました。
朱李さんは、ライブシーンの魅力を語り、特に第1話の「空の箱」における演出がいかに素晴らしいかを伝えました。こうした声優たちの熱意が、作品の魅力をさらに引き立てているのです。
【期待される次回の放送】
12月20日には『SHIBUYA ANIME BASE』#32が放送されます。今後、ジャンプフェスタ2025特番も控えており、ますます目が離せません。アニメとリアルの境界を超えて、新たな魅力を探求する『ガールズバンドクライ』にぜひ注目してください!