データカタログ「COMETA®」の新機能とは
株式会社primeNumberは、データカタログ「COMETA®」の新機能を発表しました。それはdbtメタデータ連携機能で、データ管理の効率と信頼性を大きく向上させるものです。
dbtとCOMETA®の連携
dbt(data build tool)は、データ変換に特化したツールで、データエンジニアを中心に広く利用されています。今回の連携により、COMETA®のユーザーはdbtを通じてカラムリネージを確認できるようになります。これにより、データの流れを可視化し、障害発生時には迅速に影響範囲を把握することが可能になります。
今までは、カラムリネージの機能を利用するには、primeNumberの別のサービス「TROCCO®」を利用する必要がありましたが、この新しい機能によって、COMETA®のインターフェース上から直接リネージ情報にアクセスできるようになります。これにより、業務の効率化に寄与するでしょう。
カラムリネージのメリット
カラムリネージとは、データがどのように取り込まれ、処理されるかを追跡する機能です。新機能を利用することで、ユーザーはデータ同士の依存関係を把握し、影響を受ける要素の特定が容易になります。特に障害が発生した際には、迅速な対応が可能です。これにより、企業全体のデータ信頼性を高める効果が期待されます。
機能の具体的内容
この新機能には主に以下の3つのポイントがあります。
1.
カラムリネージのサポート: dbtによって生成されたSQLクエリを解析し、カラムレベルのリネージ情報を提供します。これにより、各テーブルの詳細ページから直接カラムリネージにアクセス可能になります。
2.
メタデータの取り込み: dbtで管理されているテーブルの説明やタグなどの情報をCOMETA®に取り込むことで、検索機能を駆使して必要なデータに簡単にアクセスできるようになります。
3.
連携の設定: COMETA®は、ユーザーのdbtプロジェクトが生成する成果物を参照し、定期的に最新のメタデータを取得する仕組みになっています。これにより、常に最新の情報が反映されます。
今後の展望
primeNumberは、今後もCOMETA®の機能を充実させるとともに、他のサービスとの組み合わせを提案し、企業のデータ活用を強力にサポートしていく方針です。この新しい機能は、データ活用のリードタイム短縮やデータガバナンスの向上にも寄与するでしょう。
まとめ
データ管理におけるリーダーシップを取るprimeNumber社が発表した新機能は、データエンジニアや関連業務に従事する方々にとって、業務の効率化と信頼性向上をもたらす大きな一歩と言えます。COMETA®の進化は今後も注目されるべきでしょう。
詳細については、公式サイトをご覧ください。
COMETA®公式ページ