学事出版教育文化賞の結果発表
2023年、学事出版株式会社が主催する第22回教育文化賞が発表され、全国から過去最多となる111本の応募論文が寄せられました。この賞は、教育界における新たな実践を発掘し、教育の質向上を図ることを目的に創設され、教育関係者の新たな取り組みを奨励しています。
最優秀な位置に選ばれた論文は、元兵庫県芦屋市立打出浜小学校の永田守氏による「児童の自尊感情を育む学校づくりをめざして――打小発『きらめき言動』集の取組を起点として」です。この論文では、子供たちの自尊感情をどのように学校生活の中で高められるのか、具体的な取り組みが詳述されています。
優秀賞と新設された雑誌賞
また、優秀賞には川端康誉氏(福井県坂井市立平章小学校)の論文が選ばれ、児童と共に授業をつくる新しい教育の在り方について探求しています。この他にも、教育の実践にはさらなる視点が必要とされる中、特に注目されたのが「雑誌賞」です。この新設賞は、学事出版が刊行する教育関連雑誌に関連する優れた実績を評価するもので、特に教育現場での実践を広めることが期待されています。
受賞論文と影響
永田氏の受賞コメントにもあるように、学校における「きらめき言動」を捉えむのは重要です。この新しい見方は、教職員や教育関係者が子供たちの「無形文化財」を「有形文化財」として残すすばらしい方法となるでしょう。この過程で育まれる自尊感情は、ただ学ぶだけではなく、子どもたち自身が心身ともに成長する素晴らしい機会となります。
一方の川端氏は、「Agencyを育む教科教育」をテーマとし、児童が自分から学び、選択する力を強化する授業を実践してきました。これにより、教育現場の質が向上したことが確認されています。教育の現場が苦境に立たされる中、これらの実践は多くの教師にとっての希望となるでしょう。
受賞記念式典へ
授賞式では、各受賞者にトロフィーが贈られる予定で、これを機にさらなる教育の質向上に寄与することを期待しています。次回の募集は2025年6月ともアナウンスされており、西中本や高校など教育の現場での実践がさらに活発化することが見込まれています。
企業情報
学事出版株式会社は、教育関連書籍や教材出版を専門とし、教育界に貢献する取り組みを続けています。今後も教育文化賞を通じて、新たな実践の発掘に努めていきます。
詳細情報は、公式ウェブサイトを通じてアクセスできます。教育現場の発展を支える学事出版株式会社の今後に期待が寄せられます。