RICOSの革新技術
2025-01-08 09:22:13

AIとシミュレーション技術が生み出す、製品形状最適化の未来

株式会社RICOSが「RICOS Generative CAE」を受賞



東京を拠点とする株式会社RICOSは、2025年のCES Innovation Awardsを受賞した「RICOS Generative CAE」を新たに発表しました。この賞は消費者向けテクノロジー製品の優れたデザインと技術を表彰する世界的なイベントで、RICOSにとって初の快挙となります。その狙いと機能について詳しく見ていきましょう。

CES Innovation Awardsとは?


CES Innovation Awardsは、最新の消費者技術を評価するためのプログラムです。このプログラムでは、技術的な革新性やデザイン性、機能性など様々な基準をもとに、優れた製品が選ばれます。今回、「RICOS Generative CAE」は、設計やシミュレーションにおける画期的な改善を成し遂げたと評価され、名誉ある賞を受け取りました。

RICOS Generative CAEの特徴


「RICOS Generative CAE」は、AIによる設計最適化システムです。主な特徴は以下の通りです。

  • - 自動提案機能: 製品形状の変更案を自動的に提案し、量産が可能な範囲内でのデザイン変更を行います。
  • - 性能評価: 提案された形状変更後の性能を自動的に評価し、最適な形状を選択します。

これにより、設計者は従来の手法では難しかった迅速な試行錯誤が可能となり、結果として製品のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

開発の背景


自動車や航空宇宙など製造業ではCAIツールが広く利用されています。しかし、設計者の熟練度やシミュレーションにかかる時間に制約があり、十分な設計変更や性能評価が行われていないのが現状です。RICOSはこの問題に対し、自社開発の「RICOS Generative CAE」を導入し、効率的な設計プロセスを確立しました。

利用するメリット


このシステムは、数十万回以上の性能検証を自動で実施し、より良い形状を提案します。主な機能としては、3D形状の生成や従来のシミュレーションよりも100倍速い性能評価、直感的な操作が可能なブラウザベースのインターフェースが挙げられます。これにより、設計業務の効率化やコスト削減に大きく貢献します。

導入事例


実際にこのシステムを導入した企業の一例が、ダイクレ社です。彼らはアンカーパネルの設計を「RICOS Generative CAE」で自動化し、7日かかっていた作業をわずか1日で完了させることに成功しました。

会社情報


株式会社RICOSは、東京都千代田区に本社を置く企業です。代表取締役の井原遊の指揮のもと、AI技術を応用した製品開発に取り組んでいます。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください: RICOS公式サイト

今後も、RICOSはAI技術を駆使し、設計の効率化と性能向上を実現し続けることで、製造業における新たな革新を目指します。


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会社情報

会社名
株式会社RICOS
住所
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号
電話番号
03-5615-9777

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