Datadog、Live Debuggerで本番環境のデバッグを効率化
Datadogは、オブザーバビリティとセキュリティの統合プラットフォームを提供する企業です。同社は、開発者が本番環境でのデバッグを効率化するための新しいツール「Live Debugger」を発表しました。
Live Debuggerは、開発者が本番環境のデータを使用して、迅速かつ効率的にデバッグを行えるように設計されています。従来のデバッグ手法では、コード全体にブレークポイントを設定したり、ローカル環境で問題を再現したりする必要がありました。しかし、Live Debuggerは本番環境から必要な情報を集約し、開発者の統合開発環境(IDE)に直接統合することで、このプロセスを大幅に簡略化します。
Live Debuggerの主な機能は以下の通りです。
例外の再現: 開発者は、コードの実行フローをたどり、例外が発生した際にライブでキャプチャされたローカル変数の値を確認できます。
強力な可視化とコンテキスト: Datadogの統合プラットフォームは、問題の迅速なトラブルシューティングに必要な観測可能なコンテキストを提供します。AIを活用したコードの実行コンテキストの要約、問題の根本原因の特定、サービス間のデータフローの可視化など、開発者に役立つ情報を提供します。
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AIにより生成される統合テスト: チームは、本番データを使用して、依存するマイクロサービス全体で関連するすべての値をモックすることで、問題を迅速かつ正確に再現できます。テストは、ワンクリックで顧客のIDEから直接実行できます。
Live Debuggerは、開発者の生産性とコード品質の向上に大きく貢献するツールです。本番環境でのデバッグにかかる時間を短縮し、エンジニアがビジネス価値の提供により多くの時間を割けるようになることが期待されます。
Datadogについて
Datadogは、クラウドアプリケーション向けのオブザーバビリティとセキュリティの統合プラットフォームを提供しています。インフラストラクチャーのモニタリング、アプリケーションパフォーマンスモニタリング、ログ管理、リアルユーザーモニタリングなど、幅広い機能を提供することで、企業のテクノロジー基盤全体に統合されたリアルタイムのオブザーバビリティとセキュリティを実現しています。
Live Debuggerのベータ版
Live Debuggerは現在、ベータ版として提供されています。興味のある方は、Datadogのウェブサイトから詳細を確認し、ベータプログラムへの参加を検討してみてください。