長崎国際大学の学生たちが、マラウイの子どもたちを支援するポップアップショップを7月16日から18日にかけて開催します。このイベントは、NPO法人せいぼとの協力のもと、フェアトレードコーヒーと紅茶の販売を通して、収益全額をマラウイの子どもたちの学校給食に寄付するというものです。
このプロジェクトは、学生たちがオンラインでNPO法人せいぼと連携し、マラウイについて学び、プロジェクトを構築してきたものです。学生たちは、フェアトレードコーヒーや紅茶のパックを販売するだけでなく、マラウイの現状や学校給食の重要性について、来場者に説明することで、国際的な課題への理解を深めてもらうことを目指しています。
ポップアップショップでは、学生たちがデザインしたイラスト入りのドリップバックや、学生の提案で現地から取り寄せたアールグレイなどが販売されます。これらの商品を通して、マラウイの子供たちの生活向上に直接貢献することができます。
イベント期間中には、NPO法人せいぼの代表である山田真人氏も参加し、マラウイの現状や学校給食支援の重要性について講演を行います。また、イベントに先立ち、学生たちは事前学習会を実施し、なぜアフリカの支援をする意味があるのか、そしてマラウイに特に着目し、学校給食を実施する価値は何かについて学びました。さらに、現地の農園の人々の姿についても知ることができ、今後の販売活動の中で、学んだことをオリジナル商品で人々に伝えることで、理解を深めていくことになります。
NPO法人せいぼは、大学生と連携した実践的な取り組みを通して、国際課題を身近に感じて頂き、関わる機会を提供しています。今回のポップアップショップは、産学官連携の代表例であり、持続可能な開発目標(SDGs)に対する大学のコミットメントを示すものと言えるでしょう。