水辺の安全を楽しく学ぼう!「Enjoy Water Day!! ~世界溺水防止デーイベント~」開催
東京2020大会の会場として使用されたカヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区)では、7月21日(日)に「Enjoy Water Day!! ~世界溺水防止デーイベント~」を開催します。このイベントは、水辺での安全な遊び方を学ぶことで、水難事故を防止することを目的としています。
イベントでは、ライフジャケットを着用して安全に水辺で遊ぶ方法を学ぶ「水辺の安全体験講習」と、カヌーを実際に体験できる「カヌー体験」を実施。さらに、ライフジャケットの展示即売会も開催されます。
水辺の安全体験講習:海と川の特性を学ぶ
「水辺の安全体験講習」は、海と川それぞれの特性やリスクを理解するため、「海編」と「川編」の2つのパートに分けて行われます。
海編では、公益財団法人日本ライフセービング協会の専門家が講師となり、離岸流の疑似体験を通して、流れに巻き込まれた際の対処法を学びます。実際に水に浮かび、ライフジャケットの必要性を体感できます。
川編では、NPO法人川に学ぶ体験活動協議会の専門家が講師となり、ライフジャケットを着用して川の流れを疑似体験します。流れに逆らうことの難しさや、万が一の際の安全な流れ方を学ぶことで、川の特性を理解できます。
カヌー体験:競技コースを漕ぐ貴重な機会
「カヌー体験」では、カヌー・スラロームセンターのガイドのもと、様々な種類のカヌーを自由に選んで、競技コースを漕ぐことができます。通常は初心者が入ることができないコースを体験できる、このイベント限定の特別プログラムです。水辺での遊びの楽しさを全身で感じることができます。
世界溺水防止デーについて
世界保健機関(WHO)は、溺水事故による人的・資源的被害の深刻さを懸念し、2021年4月の国連総会で7月25日を「世界溺水防止デー」と宣言しました。毎年7月25日には、世界中で溺水事故の予防に対する意識を高めるための活動が行われています。
日本では、公益財団法人日本ライフセービング協会が積極的に発信活動を行っており、2023年には「Going Blue」をテーマに、青い小物や装飾を身に着け、SNSで発信するよう呼びかけました。
水難事故の現状
日本の水難事故は、令和5年度には1,392件発生し、死者・行方不明者は743人に達しました。水難事故の8割以上は海または河川で発生し、3割以上が夏季に集中しています。
イベント概要
開催日: 2024年7月21日(日)
時間:
① 9時00分~12時15分
② 13時30分~16時45分
定員: 各回90名
場所: カヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区臨海町6丁目1番1号)
対象: 小学4年生以上
参加費: 800円
参加方法: 事前予約制、カヌー・スラロームセンター予約サイトにて先着順で受付
公式HP: https://canoe-slalom.tokyo/
問い合わせ先
カヌー・スラロームセンター(指定管理者 株式会社協栄) 佐藤・乾宛て
電話: 03-6808-6100(9:00~17:00)
メール:
[email protected]
水辺の安全意識向上へ!「Enjoy Water Day!!」イベントへの期待
「Enjoy Water Day!!」は、水辺でのレジャーを楽しむ一方で、水難事故のリスクを認識し、安全に配慮する重要性を改めて感じさせてくれるイベントだと感じます。特に、海と川の特性をそれぞれ体験できる「水辺の安全体験講習」は、実践的な学びを通して、水辺での危険を理解し、対処方法を身につけることができる貴重な機会と言えるでしょう。
離岸流や急流など、水辺には様々な危険が潜んでいます。これらの危険を事前に知っておくことは、水難事故を予防するために非常に重要です。イベントを通して、参加者はライフジャケットの着用や危険な場所への立ち入りを避けるなど、安全な行動を身につけることができるでしょう。
また、カヌー体験は、水辺での遊びの楽しさを体験できるだけでなく、水の流れや風の影響など、自然の力を実感できる機会となります。自然の力に対する畏敬の念を持つことは、水辺で安全に過ごすために不可欠です。
「Enjoy Water Day!!」は、水辺の安全知識を学び、水辺での遊びを安全に楽しむための意識を高めるイベントとして、非常に意義深いと思います。多くの人がこのイベントに参加し、水難事故を減らすための意識を高めてくれることを期待しています。
さらに、イベントを通して、水難事故の予防活動や、水辺環境の保全活動への関心を高めることも期待できます。地域住民や子供たちが、水辺の安全について学び、安全意識を高めることで、水辺を安全に楽しめる環境づくりに貢献していくことができるでしょう。
水難事故は、適切な知識と注意があれば防ぐことができるものです。このイベントが、水辺の安全に対する意識を高め、水難事故の減少に繋がることを願っています。