観光施策を支える「おきなわ観光地域カルテ」のバージョンアップ情報
沖縄の観光情報を革新する「おきなわ観光地域カルテ」が、さらに進化しました!
インタラクティブ株式会社は、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)と共同で、観光マーケティングやデータ分析に役立つこのサイトのバージョンアップを遂げました。新たに追加された分析軸やオープンデータ化により、観光施策に役立つ情報がより手軽に活用できるようになります。
バージョンアップの概要
この度のバージョンアップでは、以下の二つの新しい分析軸が追加されました。
1. 宿泊分析
宿泊分析機能では、発地(発着地点)と異なる場所で宿泊した人数を推定し、夜間の滞在者数を可視化しています。これにより観光客の行動パターンを詳細に把握が可能となり、どの市町村に宿泊したかや、来訪者がどのスポットを訪れたのかを明確にすることができます。たとえば、本部町を訪れた観光客がどの市町村に宿泊しているかのデータを得ることで、地域戦略の改善や施策の見直しが行いやすくなります。
宿泊者数の推移(月次/日次)
2. 時間分析
時間分析では、1時間単位での滞在人数をカウントしており、これを市町村やスポット単位で発表しております。来訪者の滞在時間を分析することで、混雑を分散させたり、特定の時間帯におけるコンテンツの最適化が可能になります。また、宿泊者と日帰り来訪者の行動の違いも分析できる機能も備わっています。
滞在時間帯の推移
オープンデータ化の推進
以前は上位20位のスポット情報しか公開されていませんでしたが、バージョンアップにより全てのスポット情報が公開されるようになりました。これにより、観光業者や地域マネージャーは、それぞれのスポットのデータに基づいた施策を提案しやすくなりました。新たなスポット検索機能も搭載され、多くの人々が自由にデータにアクセスできる環境が整いました。
このように、地域データの可視化を強めることは、観光業界の発展や地域社会の活性化に寄与するだけでなく、データを用いた新しいプロジェクトへの挑戦を後押しすることになります。
「おきなわ観光地域カルテ」って?
公式サイトでは、7つの視点から観光に関するデータを分析することができます。来訪者の行動分析や周遊動向、イベント情報など、多角的なデータを提供し、観光協会や地域DMOにとって貴重なインフォメーション源となることでしょう。
新たに提供されるデータの更新は、毎月初めに行われる予定です。また、公式サイトも非常に扱いやすく設計されていますので、専門的な知識がなくても利用しやすくなっています。
インタラクティブ株式会社について
沖縄・宜野湾市に本社を置くインタラクティブ株式会社。地域社会の可能性を最大限に引き出すべく、デジタルマーケティング事業や地域密着型の施工事業に取り組んでいます。今後も観光業界のデジタル化を推進し続けることで、地域社会の発展を目指しています。
このバージョンアップにより、観光政策に必要なデータがより身近に、そしてわかりやすく利用できるようになりました。これからの沖縄観光の活動に期待が高まります。