北海道における農業の脱炭素化と持続可能な未来に向けての取り組み
北海道の農業分野は持続可能な発展とともに、温室効果ガスの排出削減に取り組んでいます。これにより、北海道の「ゼロカーボン」を実現するための重要な活動が行われています。そんな中、株式会社フェイガーのマネージャー松谷達馬博士が、主催されるフォーラムで講演を行います。彼の発表は、農業におけるカーボンクレジットの創出とその活用方法についてのもので、気候変動に対する農業の貢献をより一層強化するものです。
フォーラムの概要
このフォーラムは、令和6年の10月8日、札幌市のかでる2・7に設置された7820研修室で開催されます。時間は午後1時半から3時半まで。参加対象者は、農業分野の脱炭素化に興味がある方、または「北海道カーボンファーミング推進協議体」の設立趣旨に賛同する企業や団体、行政、研究機関などになります。
講演内容
- - 農業分野のJ-クレジットの動きや、農産物の環境負荷低減に関する見える化についての講演。
- - 松谷博士が行う水稲中干し延長やバイオ炭施用によるカーボンクレジットの生成と収益化に関する発表。
- - クボタの技術や持続可能な農業支援プロジェクトについての情報もお届けします。
このような内容が盛り込まれたフォーラムは、農業界との協力の下、環境問題への具体的な解決策を提供する場となります。
フェイガーの取り組み
株式会社フェイガーは、農業における脱炭素施策を通じて、持続可能な農業を実現するために活躍しています。具体的には、J-クレジットの生成を手がけ、2024年9月時点では約1,300件の生産者と連携し、30,000haで約100,000t-CO2のカーボンクレジット創出を目指します。特に北海道では250件の生産者と協力して5,000haでの取り組みを進めています。
講師の紹介
松谷博士は、環境共生をテーマに博士号を取得後、東日本大震災を受けて農業技術職としての道を選びました。新規就農者の支援や被災地の復興に関与した経験が、現在の脱炭素施策への強い意欲に繋がっています。環境問題への深い理解と実績を持つ彼の講演がどれほどの影響を及ぼすか、非常に期待されます。
フェイガーについて
フェイガーは、農業と脱炭素を結びつける企業です。クレジットの生成から販売まで、一貫した支援を行うことで「脱炭素に取り組む生産者の顔が見えるクレジット」を企業に提供し、カーボンオフセットだけでなく、その価値をさらに高める取り組みをしています。
北海道でのイベントは、未来の農業や環境について考える貴重な機会となっており、興味を持つ方々には是非参加していただきたい内容です。