ハワイで実施されるリゾート散骨™の魅力とは
近年、故人との思い出を共有できる新たな方法として注目されているのが、株式会社SPICE SERVEが提供する「リゾート散骨™」です。このサービスは2023年10月にスタートし、特にハワイの美しい海で行われる海洋散骨を通じて、故人様との最後の旅行の思い出を作ることを目的としているのです。このコンセプトの裏には、故人への思いを形にすることに情熱を費やし、遺族の心の癒しを提供したいという強い気持ちがあります。
海洋記念葬®シーセレモニーの展開
シーセレモニーは、全国及び海外の44海域で海洋散骨サービスを展開しており、その中でも特にリゾート散骨™に力を入れています。2024年内には約50件、延べ200名以上のお客様にこのサービスを提供する計画で、非常に高い需要が見込まれています。実際、海洋散骨を行った遺族からは、「故人と共に海外での思い出を作ることができた」と高く評価されています。
減少する日本からの渡航者数
しかし、ここで浮き彫りになるのが日本からハワイへの渡航者数の大幅な減少です。コロナウイルスの感染拡大や円安の影響により、2019年の約157万人から2023年には約57万人に減少しているのです。そんな中でも、リゾート散骨™は新たな選択肢として位置づけられ、多くの遺族がこの特別な願いを叶えるためにハワイを訪れることが期待されています。特に、2025年の予約状況は前年よりも増加しており、2024年比で300%以上の増加が望まれています。
現地の観光も楽しめる利点
さらに、シーセレモニーでは海洋散骨の前後に、ゴルフやマリンスポーツなどのオプショナルツアーも提供する予定です。これにより、訪れた遺族は単に散骨を行うだけでなく、ハワイの観光スポットも含めた充実した旅行を楽しむことができます。このような多様なサービスを展開することで、シーセレモニーは、一層の集客を図っているのです。
散骨のプロセス
リゾート散骨™では、遺族から預かった遺骨は国内で丁寧に粉骨され、その後、現地スタッフが遺族に代わって散骨を行います。故人の遺骨をお持ちし、ホノルル空港から散骨地点まで、遺族の思いを代弁する形で手続きが進められます。そして、散骨の瞬間は写真に収められ、後日遺族へ送られるため、まるで故人と共に旅をしたかのような感覚を得られます。
散骨証明書と絆の確認
また、散骨時には緯度経度を記した散骨証明書が提供され、日本からハワイの海に向かって手を合わせる機会を持つことができます。今後、遺族や親せきが同じポイントでハワイに訪れた際、周忌法要を行うことも可能です。
自然を感じながらの最後の旅
このように、リゾート散骨™はただの散骨手続きに留まらず、遺族が故人との絆を再確認し、新たな思い出を創造するためのプログラムとも言えます。自然の中で、故人との最後のひとときを味わう特別なサービスであり、これからの葬送文化の形を変えていく可能性を秘めています。
未来の葬送文化への貢献
シーセレモニーは、未来に向けた豊かな葬送文化の促進をミッションとして掲げており、これからも多くの遺族が心の癒しを得るためのサービスを提供し続けるでしょう。海がすべての人にとって喜びの場となるよう、さらなる努力を続けていくと信じています。