三重県におけるAIデータセンター実証プロジェクトが始動
SuperX AI Technology Limitedの日本法人、SuperX Industries Co., Ltd.は、Digital Dynamic Inc.、eole Inc.、Woodman Inc.という3社とともに、日本国内における大規模AIデータセンターの共同開発のための基本合意書(MOU)を締結した。このプロジェクトは、モジュール型アーキテクチャを活用し、AIデータセンターの開発を加速することを目的としている。
パイロットプロジェクトの推進
このMOUは、2026年1月30日に大阪で取り交わされた初回合意に基づいて進められ、各社は新たに共同タスクフォースを設立。三重県においてAIデータセンターのパイロットプロジェクトを進行中だ。このデータセンターは、初期段階で最大4MWの設備容量を持ち、最終的には最大300MWまで拡張する可能性がある。
SuperXの提案する新たなアーキテクチャ
SuperXが提案するモジュール型アーキテクチャは、従来のデータセンターに比べて建設期間を大幅に短縮するものである。急激に増加するAIビジネスの需要に応じ、迅速かつ柔軟なインフラ供給を実現することを狙いとしている。特に、このプロジェクトは次世代の液冷対応GPUの運用を想定しており、高密度かつ高負荷なAIワークロードに対応するための新たな仕組みを提供する。
インフラ統合と拡張性
SuperXは、モジュール型システムアーキテクチャと電力システムの統合によって、信頼性と拡張性の高いインフラを提供する。設計段階から将来の拡張を考慮に入れ、需要に応じて段階的に導入する計画だ。また、電力供給システムや液冷技術の融合を行い、長期的なスケール展開を見据えた体制の構築にも取り組んでいる。
代表者のコメント
SuperXの代表取締役CEOである古川愛子は、このプロジェクトの重要性を強調し、「AI開発競争の中で、迅速なインフラ構築が競争力を決定づけます。モジュール型の利点を実証し、日本市場に貢献したい」と述べた。
将来展望と各社の役割
SuperXおよびパートナー企業は、三重県でのパイロットプロジェクトを基に、日本各地でのAIデータセンターの拡張を段階的に進めていく考えだ。高性能かつ拡張性の高いAIインフラを整備することで、日本のAI産業基盤を強化し、持続的な成長を図る。
企業概要
- - Digital Dynamic株式会社: 日本国内で成長中のAIインフラオペレーター。2026年には鹿児島県と福島県で新たなデータセンターを建設予定。
- - eole株式会社: 東京証券取引所に上場し、国内のGPUサーバー市場でのプレゼンスを拡大。AIデータセンター開発への投資を行う。
- - 株式会社WOODMAN: 未利用リソースを新たな価値へと転換するテクノロジー企業。AI向けの最適化されたコンピューティング環境を構築。
- - SuperX AI Technology Limited: シンガポールに拠点を置くAIインフラソリューションプロバイダーで、設計から運用まで幅広くサービスを提供している。
結論
三重県でのAIデータセンターの実証プロジェクトは、日本のAIインフラ整備における大きな一歩として期待されている。今後の展開が注目される中、各社の協力が成否を左右するだろう。