情報漏洩対策ソリューション
2017-05-08 11:30:05

改正個人情報保護法に対応!ネスコとアララが連携した情報漏洩対策ソリューションを提供開始

改正個人情報保護法に対応した情報漏洩対策



2017年5月30日の改正個人情報保護法施行を受け、企業における個人情報管理の重要性が増しています。株式会社ネスコとアララ株式会社は、この課題に対応するため、個人情報の漏洩対策を強化する連携ソリューションを提供開始しました。

このソリューションは、アララの個人情報検出・管理ソリューション「P-Pointer File Security」と、ネスコのファイル暗号化システム「DataClasys(データクレシス)」を連携させることで実現しています。

堅牢な2段階防御で個人情報を守る



まず、「P-Pointer File Security」がパソコンやファイルサーバ上の共有フォルダ内にあるパスワード未設定の個人情報ファイルを検出します。検出されたファイルは、「DataClasys」によって暗号化されます。

暗号化方法は2種類から選択可能です。1つ目は、検出されたファイルを暗号化フォルダへ移動して暗号化する方式です。もう1つは、ファイルの移動を行わず、パスとファイル名を取得して暗号化する方式で、サーバ上の共有フォルダ内のファイルに対して有効です。

これにより、たとえファイルが第三者に流出しても、暗号化されたファイルは管理者から許可を得たユーザーのみが解読できるため、情報漏洩のリスクを大幅に軽減します。

暗号化後も個人情報の検出・管理が可能



通常、暗号化されたファイルは検索ソフトで内容を検索できません。しかし、「DataClasys」は独自の技術により、「P-Pointer File Security」で暗号化されたファイル情報の読み込みを許可。暗号化されたファイルであっても、検出と管理を可能にしています。この機能は、個人情報管理の効率化に大きく貢献します。

幅広い個人情報に対応



改正個人情報保護法では、個人情報の範囲が拡大されました。旅券番号、マイナンバー、運転免許証番号など、公的機関が発行する番号に加え、DNA情報、顔画像、指紋などの生体情報も個人情報に含まれるようになりました。「DataClasys」は、あらゆるWindowsファイルを対象としているため、これらの多様な個人情報ファイルの暗号化と管理を網羅的に行えます。

対象となる事業者の拡大



改正法により、個人情報保護の対象となる事業者の範囲も拡大されました。従業員数や営利・非営利の別を問わず、個人事業主やNPO法人なども個人情報保護法の遵守が求められます。本ソリューションは、規模や業種を問わず、あらゆる組織の個人情報保護対策に貢献します。

情報セキュリティEXPO【春】での発表



ネスコは、この連携ソリューションを2017年5月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「第14回情報セキュリティEXPO【春】」で初披露し、デモンストレーションを実施します。

DataClasysとP-Pointer File Securityの詳細



DataClasys: MS-Officeファイル、テキストファイル、CSVファイル、PDFファイル、さらにはAccessデータベースや動画ファイルなど、あらゆるWindowsファイルを暗号化・管理できます。権限を持つユーザーのみが暗号化されたままファイルを開いて操作でき、ファイルの操作時に復号されないため、第三者への漏洩を徹底的に防止します。また、印刷、スクリーンショット、コピー&ペースト、メール添付なども禁止できるため、内部からの情報漏洩リスクも軽減します。

P-Pointer File Security: PCやファイルサーバから、ファイルの内容や属性情報に基づいて、保管ルールに違反している個人情報ファイルを検出します。個人情報ファイルの位置を特定し、自動で移動や削除を行うことで、個人情報ファイル管理の効率化を支援します。

まとめ



ネスコとアララの連携ソリューションは、改正個人情報保護法に準拠した安全な個人情報管理を実現します。企業規模や業種を問わず、個人情報保護対策に課題を抱える多くの企業にとって、強力な味方となるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ネスコ
住所
東京都千代田区岩本町1-10-5TMMビル7F
電話番号
03-3861-2348

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