刺繍の世界を体感
2025-07-23 16:21:10

刺繍の魅力を再発見!上野アーティストプロジェクト2025が開幕

刺繍の魅力を再発見!上野アーティストプロジェクト2025が開幕



東京都美術館で開催される「上野アーティストプロジェクト2025」は、刺繍の魅力を再発見するための素晴らしい機会です。この展覧会は、2025年11月18日(火)から2026年1月8日(木)までの期間、ギャラリーA・Cで行われます。

このプロジェクトは、刺繍が持つ多面性を表現し、過去から現在に至るまでの様々なアーティストたちの作品を紹介します。刺繍は単なる技術ではなく、生活と切り離せない深い文化的背景を持っています。参加するのは、近世から現代にかけての日本の刺繍の別々の道をたどった5人のアーティストたちです。彼らは、針と糸を使って自分だけの世界を表現し、観客に深い感動を呼び起こします。

展示内容の概要


本展では、刺繍のもたらす安らぎや自己解放といった内面的要素、さらには地元の文化や信仰を反映した作品を通じて、表現の幅広さを体感できます。アーティストによってそれぞれ異なる技法やスタイルがあり、それらが交差することで新たな視点が生まれる点もこの展覧会の魅力です。

参加するアーティストたちの一人、昔から刺繍職人の家に生まれた平野利太郎は、伝統を尊重しながらも革新的な作品を作り続けました。また、尾上雅野は西洋刺繍の技術を基にした力強い絵画的な作品で、多くの人々に影響を与えてきました。そして岡田美佳は、日々の中で心に浮かぶ風景を自由なステッチで描き出すことで、多くの観客に感動を提供します。その他にも、伏木庸平や望月真理など、多様なアプローチを持つアーティストたちが参加します。

刺繍の歴史と文化


刺繍の技法は、単なる装飾を超え、時間と空間を越えた他者への想像力を働かせる役割も果たします。刺繍が必要とされる場面は、戦争や災害の中でもあり、そうした歴史的背景を持つ作品にも触れることができます。それぞれの作品には、アーティストの思いが込められており、観客はその豊かな歴史的・文化的背景を感じることができるでしょう。

同時開催展


さらに、この展覧会と同時に、「刺繍がうまれるとき―東京都コレクションにみる日本近現代の糸と針と布による造形」も開催されます。こちらでは、刺繍に関する歴史的な資料や作品が展示され、刺繍が持つ多様な側面に触れることができます。

参加方法


展覧会は一般800円、65歳以上500円、学生や18歳以下は入場無料で、金曜日の夜間オープンも行っています。また、特別展「ゴッホ展」のチケットを持っていると、入場無料の特典があります。詳細は東京都美術館の公式ウェブサイトをご覧ください。

この上野アーティストプロジェクト2025は、刺繍の深い魅力と、その表現が持つ可能性を再認識するための貴重な機会です。ぜひ足を運んで、アートの世界に触れてみてはいかがでしょうか?


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会社情報

会社名
公益財団法人東京都歴史文化財団
住所
東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス8階
電話番号
03-6256-9967

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