ありあけキャピタル、千葉興銀株式を千葉銀行に売却決定
ありあけキャピタル株式会社、千葉興銀株式を千葉銀行に売却
東京・中央区に本社を構えるありあけキャピタル株式会社は、2025年3月28日に、同社が運用するファンドが保有する株式会社千葉興業銀行(千葉興銀)の株式11,812,000株を株式会社千葉銀行(千葉銀)に売却することを発表しました。これは、地域の経済発展や金融価値の最大化を図る重要な一歩となります。
ありあけキャピタルは、2022年の中頃から千葉興銀への投資を開始しており、その間に同銀行の経営陣と緊密な対話を重ねてきました。その結果、2023年11月には、千葉興銀が住宅ローン事業の抜本的な再構築や、優先株式の実質的ゼロ化を急速に進める方針を発表。これにより同銀行の企業価値向上への明確な道筋が示されたのです。
これは、千葉興銀が今後他社との資本提携などを視野に入れた経営戦略を展開する上で、ありあけキャピタルが保有する株式をどのように活用するかを考える重要な転機となりました。そこで、2024年1月より、売却先の候補を検討し始め、最終的に千葉銀が最適な選択肢であるとの判断に至りました。
ありあけキャピタルは、地域および金融の価値を最大化するという中長期的な視点を持った投資方針を掲げ、その下で千葉興銀が持続的成長を遂げられる最良の選択肢を探し続けてきました。その結果、2025年1月より千葉興銀が強みを持つ地域でのシナジーが期待できる金融機関として、千葉銀に決定したのです。
この株式譲渡の成果が地域経済の発展につながり、千葉銀と千葉興銀の間での協議が深化することが期待されています。また、千葉興銀は今後の具体的な戦略について、地域に貢献する姿勢を持って取り組んでいくことが考えられます。
再編や経営戦略の進展が予測される中、金融業界全体にもプラスの影響を与える可能性があります。ありあけキャピタルは、投資先企業の成長を支援するという観点からも、今回の売却は重要なステップであり、千葉興銀の宝の持ち腐れを防ぐ役割を果たすことになるでしょう。
地域の金融機関の連携によって、千葉地域全体がさらなる活性化を遂げることが期待される今、ありあけキャピタルの判断がどのような結果をもたらすのか、今後も注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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ありあけキャピタル株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋兜町5-1
- 電話番号
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03-6206-2867