DeLMOが新たなサービスを発表
縦型ショート動画素材の収集サービス「DeLMO」から新たなサービスが発表されました。これは、広告クリエイティブの競合調査・分析ツール「アド.com」との提携によって実現したものです。双方の連携により、広告業界に新たな価値を提供し、動画広告制作プロセスが劇的に改善されることが期待されています。
DeLMOとは?
「DeLMO」は、0歳から91歳までの幅広い年齢層の男女の動画素材を収集できるサービスで、主に縦型ショート動画広告の制作を支援します。従来の方法では、リテイクやモデルとのやり取り、撮影現場のアサインなど、多くの時間と手間がかかっていましたが、「DeLMO」を利用すれば、素材の収集が最短1分という驚異的な速度で可能になります。ユーザーはすでに掲載されている素材を活用できるだけでなく、特定の商品をクリエイターに郵送してオリジナル動画を撮影してもらうこともできます。さらに、無形商材の場合には、クリエイターを現場にアサインし、静止画や動画を自由に撮影できるプランも用意されています。
提携による新機能
今般の提携により、ユーザーは「アド.com」で見つけた競合の縦型ショート動画広告に関連する動画素材を、70,000本以上の「DeLMO」のデータベースから簡単に提案・取得できる機能を追加しました。これにより、成功事例を基にした効果的な広告制作が可能となります。
アド.comの概要
「アド.com」は、データ・テクノロジーそしてAIの力を借りて、SNSに掲載される広告データとその競合分析機能を同時に提供するSaaSツールです。現在、8つの媒体で約12億件のデータを収集しており、業界トップクラスの規模を誇ります。
取扱機能には、広告の公開日やリンク先の確認、検索機能、広告デザインの閲覧、エクセルへのデータエクスポートなど、多岐にわたります。個々の広告クリエイティブについては、デモグラフィックの表示やCTA・メディアのアスペクト比など、詳しい情報を得ることができます。
両社の代表者のコメント
今回の提携について、アドドットコムの代表である杉山善則氏は、「DeLMOとの統合により、ユーザー体験が向上し、広告制作の効率化が図れると考えています」と語っています。一方、identify株式会社のCEO鬼山真記氏は、「動画広告制作におけるデータ分析と素材収集の課題を解決し、業界全体の成長へ貢献できると確信しています」と述べました。
まとめ
今回の提携によって、動画広告市場がさらなる成長を遂げることが期待されます。「DeLMO」と「アド.com」によって、これまで以上にスピーディーで効果的な広告制作が実現されることでしょう。今後の展開に注目が集まります。