妖怪画家・柳生忠平が贈る「妖怪一座 -百鬼夜行展-」
香川県小豆島の迷路のまちに位置する妖怪美術館の館長、柳生忠平が東京の松坂屋で開催されるグループ展「妖怪一座 -百鬼夜行展-」に参加します。この展覧会は、14人の個性豊かな作家による妖怪アート作品を一堂に楽しむことができる機会です。
グループ展の概要
「妖怪一座 -百鬼夜行展-」は、2023年7月23日から29日までの期間中、松坂屋上野店7階のアートギャラリー&アートスペースにて開催されます。開場時間は毎日10:00から18:30、最終日のみ16:00閉場のため、お早めの来場をおすすめします。
全日程において、作家たちが会場に在廊する予定ですので、ぜひ直接彼らと対話しながら、作品についての思いを聴いてみてはいかがでしょうか。また、会場ではライブイベントも予定されており、訪れる方々にとって刺激的な体験が待っています。
妖怪の魅力とは
子供の頃、暗闇はただ不安の象徴でしたが、同時に何かが潜んでいるような気配を感じていました。台所の隅や押し入れの中には、好奇心を刺激する未知の世界が広がっていたものです。この展覧会は、そんな妖怪の世界を探求し、様々なスタイルで表現されたアート作品を通じて、私たちの日常に潜む妖怪たちの気配を感じることができる貴重な機会です。
出品作家には、柳生忠平をはじめ、赤綿や五十嵐晃など、各作家の独自の視点から表現された妖怪アートが展示される予定です。彼らの作品は、伝統的な妖怪の美学を現代の文脈で再構築したもので、観る者に新たな感動を与えることでしょう。
柳生忠平と妖怪画家としての道
柳生忠平は、小豆島に生まれ、1998年に宝塚造形芸術大学を卒業しました。以降、妖怪との関わりを深め、2005年には「絵描鬼」としての制作活動を本格化させます。妖怪たちとの対話を重視し、彼らの存在を視覚的に表現することに情熱を注ぎ続けてきました。
近年は、個展を国内外で精力的に行い、特に妖怪の造形をテーマとした展覧会が注目を集めています。2018年には妖怪美術館を立ち上げ、さらに多くの人々に妖怪文化の魅力を伝えるための活動を行っています。また、審査委員として「妖怪造形大賞」にも関与し、妖怪の未来を支える取り組みをしています。
柳生忠平にとって、妖怪を描くことは単なる表現手段ではなく、現代社会における文化の価値を再認識させる重要な作業です。彼は、妖怪たちを描くことが、私たちの生活の中に見えない存在を保持し、感じるきっかけになると信じています。
まとめ
「妖怪一座 -百鬼夜行展-」は、妖怪というテーマを通じて人々が集い、共に楽しむことができる絶好の機会です。この展覧会を訪れれば、妖怪たちの世界に触れるだけでなく、妖怪画家・柳生忠平が持つ独自の視点と、それを共有する仲間たちの魅力を感じることができるでしょう。ぜひ、東京へ足を運び、妖怪アートの魅力を再発見してください。
所要情報
会期: 2023年7月23日(水)~29日(火)
会場: 松坂屋上野店 7階 アートギャラリー&アートスペース
住所: 東京都台東区上野3-29-5
問い合わせ: TEL.03-3405-8108
全ての妖怪好き、アートファンにとって見逃せないイベントです!