おてつたびとゆこゆこ、地域を支える新たな提携
株式会社おてつたび(以下、おてつたび)は、温泉宿の電話予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(以下、ゆこゆこ)との業務提携を発表しました。この提携により、宿泊施設の人手不足解消を目指し、地域経済の活性化を図ることが期待されています。
おてつたびとは?
「おてつたび」というサービス名は、「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた造語です。このサービスは、農家やホテル、旅館など、人手不足に苦しむ地域の事業者と、働きながら旅行を楽しみたい方々を結びつけるプラットフォームを提供しています。2024年9月現在、登録ユーザー数は6万人を超え、幅広い年齢層の利用者が参加しています。
おてつたびには、全国47都道府県から1,600の事業者が参加しており、特に宿泊施設は人気の受け入れ先となっています。しかし、参加者の増加に伴い、受け入れ事業者の数を増やす必要があるとの声が多く上がっています。
ゆこゆこの取り組み
一方で、ゆこゆこは現在約3,000件の宿泊施設と契約。2023年6月には、「お試し移住」を希望する都市部の若者向けに、新たな人材支援サービス「ゆくゆく」を開始しました。「おせっかいなくらい人と地域に伴走し、にぎわいをつくる」という企業理念のもと、地域経済に貢献する姿勢を示しています。今回は、おてつたびとゆこゆこが共通の目的である地方の関係人口の創出に向けて手を結びました。
提携の概要
この新たな提携により、6万人以上の「おてつたび」ユーザーは、「ゆこゆこ」が提携している宿泊施設にアクセスできるようになります。これにより、宿泊施設の人手不足を解消し、地域経済の活性化を目指します。両社はこれからも全国の宿泊施設の支援を続け、地域の活性化に貢献していく方針です。
ゆこゆこのサービス体験
ゆここでは、主に50代以上のお客様をターゲットにした宿泊予約サービスを行っています。アナログとデジタルを融合させたサービスで、宿泊情報誌「ゆこゆこ」を定期的に配送し、さらにWebサイトや電話での予約も受け付けています。このことで、シニア層の方々にも安心して利用できるサービスを提供しています。
情報の正確性を重視し、宿泊プランや温泉地情報は営業担当者が実際に現地を訪れて確認しているため、顧客からの高い信頼も得ています。また、電話予約ではエレベーターの有無など細かな情報も提供し、個々のニーズに応じた宿探しを支援します。
ゆこゆこは、温泉ソムリエ資格保有者が日本一の企業としても知られています。
おてつたびの価値
おてつたびのプラットフォームを利用する旅行者は、旅先までの交通費は自己負担であるものの、地域で働くことで報酬を得ることができるため、旅行の経済的負担を軽減できます。また、地域住民との交流や新しい発見を通じて、旅の楽しみが増すのも大きな魅力です。
地域の事業者にとっても、全国各地からの働き手を集めることができ、業務を手伝ってもらうことで、従来の枠を越えた支援を受けることが可能となります。働き手が観光を楽しむことにより、地域に経済的な波及効果をもたらすことが期待されています。
このように、両社の提携は地域の人手不足解消に向けた新たな取り組みとして注目されており、旅行業界と地域経済の双方に新たな活力を与えることが期待されています。