ARISEの新アプリ紹介
2018-06-15 14:00:18
工場の未来を切り開くARISEの予知保全アプリが登場
ARISE Intelligent Factoryの革新
新たに登場したアプリケーション「ARISE Intelligent Factory - ARISE Predictive Maintenance」は、工場における設備保全の効率化を実現するツールです。日本国内の多くの企業が抱える課題の一つは、熟練工員と経験の浅い工員との技能差です。熟練者は稼働音や振動から故障を判断できますが、経験の浅い工員にとってはそれが難しく、結果として故障が発生してから対応することが多いです。
そのため、企業は予知保全に力を入れる必要がありました。そこで、ARISEは新しいアプリケーションを開発。「ARISE Predictive Maintenance」は、既存の設備に追加したセンサーからのデータを活用し、機械学習を駆使して故障の兆候を早期にキャッチします。
アプリ開発の背景
ヒアリング調査によると、設備監視用のデータ取得はあるものの、実際にはそのデータを活用できていないというケースが多々見受けられます。さらに、一つのセンサーで複数設備を監視することで、それぞれの状態把握が困難になっているといった問題も存在しました。それを解決するために、ARISEのアプリは設計されたのです。
これにより、少ないデータでも故障の予兆を検出し、適切なタイミングでのメンテナンスが可能になります。突発的な故障を未然に防ぐことで生産ラインの安定化が図れ、修理コストの削減にも繋がるのです。
導入による効果
本アプリケーションを導入することで、工場の業務フローが劇的に改善されます。故障発生の予兆を早期に検出することで、突発的な故障を防止し、より円滑な生産を実現します。また、データ分析を通じて得られる情報を基に、定期点検ではなく、実際の老朽化度合いに応じた部品の交換ができるため、無駄なメンテナンス費用を削減することが期待されます。
アプリの特長
1. 教師なし学習による故障予測
故障データが無くとも、定常状態のデータを用いて故障の予測が可能です。アクセンチュアの特徴抽出アルゴリズムを利用することで、様々なパターンの故障を予測できます。
2. 予測モデルの継続的な更新
故障の疑いがある場合にアラートを発信し、その結果をフィードバックすることで、モデルを更新し、精度を向上させます。これにより、より信頼性の高い運用が可能となります。
もっと詳しい情報は、KDDI株式会社のプレスリリースをぜひご覧ください。また、この革新的なソリューションは、企業の佇まいを一新し、未来の工場運営へと導くことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ARISE analytics
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-21-1
- 電話番号
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