デンマーク王室御用達の照明ブランドから新作登場
デンマークの著名な照明ブランド「レ・クリント」が、2025年6月20日に新商品『スポット』を発表します。今回の新作は、北欧のリビング商品を専門に輸入する株式会社スキャンデックスによって展開され、特にライフスタイルに柔軟に対応できる機能的なデザインが特徴です。
デザイン哲学
『スポット』は、ドイツ人デザイナー・パスカル・ヒーエンが手掛けました。彼はタイムレスなデザイン哲学に基づき、シンプルでありながらも耐久性のある構造を実現しています。このランプのデザインは、エスプレッソマシンからインスピレーションを得たオーク材のハンドルが特徴的で、使用する人が光源の高さを調整することが可能です。
さらに、約0.7kgという軽量さを持つ『スポット』は、持ち運びやすく、家の中でさまざまな場所に設置できます。特に、テーブルや床に置くだけでなく、付属のパーツを使って壁掛けランプとしても使用することができるため、非常に実用的です。
構造のシンプルさ
『スポット』の構造は、シンプルでありながらも強固です。金属製のバーがベースを形成し、自転車からヒントを得たアルミ製のクランプが全パーツを固定しています。また、シェードには耐久性の高いプラスチックが使用され、落下による衝撃にも強い設計です。さらに、バッテリーを使用せず従来の電源ケーブルを採用することで、ランプの長寿命化を図っています。
カラーバリエーション
『スポット』は4色展開されており、レ・クリントの定番であるブラック、シルバーに加えて、オリーブグリーンとオキサイドレッドという新色が揃っています。これにより、インテリアのテーマや好みに合わせて選ぶ楽しみが増えます。
デザイナーについて
パスカル・ヒーエンは、2014年にベルリン芸術大学を卒業後、イタリアのファブリカ・リサーチ・センターでデザイン奨学金を受けました。その後、スチールケース社やコンスタンティン・グルチッチ・デザインで経験を積み、2023年には自身のデザインオフィスを設立しました。彼は、意味のあるデザインを生み出すことに重点を置いており、『スポット』にその理念が色濃く反映されています。
レ・クリントの歴史
レ・クリントは1943年に設立され、デンマークの王室御用達のブランドとして評価されています。創業以来、デンマークの工房で職人の手によって生み出されてきたランプたちは、現代のライフスタイルに寄り添うデザインが魅力です。デンマークの人々が大切にする「ヒュッゲ」を体現した柔らかな光が、心地よい空間を提供します。今後もレ・クリントの作品に注目です。
若い才能のデザイナーが手掛ける新たな作品『スポット』は、さらなる進化を遂げたレ・クリントの魅力を伝える一品です。発売日を心待ちにしたいと思います。