エピグノ資金調達
2020-04-21 09:00:44
エピグノ、東北大学から1億円資金調達しナースマネジメントを加速
エピグノの資金調達
株式会社エピグノが、東北大学ベンチャーパートナーズなどから総額1億円の資金を調達したことを発表しました。この資金調達は、第三者割当増資を通じて実施され、今後のナースマネジメントソリューションの開発を加速させる狙いがあります。エピグノは、手術室マネジメントソリューションなど新たな事業展開も視野に入れており、医療機関のマネジメントソリューションを全国だけでなく海外にも広めることを予定しています。
日本のナースマネジメントの現状
現在、日本では約120万人の看護師が活躍していますが、その数は不足しているとされています。この不足は、看護現場の厳しい労働環境や高い退職率が要因とされ、2025年にはさらに約13万人の看護師が不足する恐れがあります。この状況を受けて、エピグノが提案するナースマネジメントは、重要性を増しています。例えば、ナース一人一人のスキルや経験、評価、目標を可視化し、一元管理することでナースの職務へのモチベーションを向上させることが急務です。
エピグノのナースマネジメントソリューション
エピグノが開発した「エピグノナース」は、従来の属人的なナースのスキルや経験管理から脱却した新しい仕組みを提供します。このシステムによって各ナースは、個別の特性に応じた教育やマネジメントが受けられるようになります。ナースの労働環境を改善し、働きがいや職場でのモチベーションを高めることで、病院での看護の質向上にも寄与します。
産学連携の強化
エピグノは、東北大学との産学連携を通じて、研究成果の効果的な活用を進めています。これにより、ナースマネジメントだけでなく、医療業界全体の効率化と質の向上が期待されます。具体的には、手術室の業務改善や看護体制のデザインに関する研究が進み、これらの成果を医療機関に提供することで、医療の安全性や患者のQOL(生活の質)を高める狙いがあります。
株式会社エピグノは、東京都港区六本木に本社を置く企業で、医療機関向けのソフトウェア開発や医療コンサルティングを手がけています。2016年に設立された企業ですが、急速に成長を遂げており、今後が非常に期待されています。
まとめ
看護師の不足が懸念される現代、日本の医療を支えるためにはナースの定着とモチベーションの向上が不可欠です。エピグノのナースマネジメントソリューションがこの問題を解決する一助となることが期待されます。今後のエピグノの動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社エピグノ
- 住所
- 東京都中央区京橋2-7-8 FPG links KYOBASHI
- 電話番号
-
03-6373-0975