コクヨのハサミ寄贈
2025-02-10 11:49:12

多様性尊重の取り組み、コクヨの特製ハサミ寄贈の背景

様々な人々の手に届くコクヨのハサミ



2023年2月10日、「左利きの日」に、コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦)が新たにリニューアルした「ハサミ<サクサ>」を神奈川県川崎市とシブヤフォントに寄贈しました。この寄贈は、インクルーシブなものづくりを掲げたコクヨの取り組みの一環で、利き手に関わらず使いやすいハサミをより多くの人々に体験してもらうことを目的としています。

寄贈の背景と目的



コクヨが独自に導入した「HOWS DESIGN(ハウズデザイン)」は、利用者の意見を取り入れた商品開発プロセスです。このプロセスを通じて、障害の有無や年齢を問わず、多様な方々が使い易さを感じる製品を目指しています。今回寄贈された「ハサミ<サクサ>」は、特許された『傾斜インサート』構造を採用しており、特に薄い素材での切断に優れています。

2月上旬に行われた寄贈式には、川崎市こども未来局長の井上純さんやシブヤフォントの代表理事磯村歩さんが参加しました。寄贈されたハサミは、川崎市の「こども文化センター」58館や民間児童館1館およびシブヤフォントラボに配布され、今後のワークショップで活用される予定です。

利用者の声



寄贈式では、参加者が実際にハサミを使った工作体験が行われました。左利きの職員の方は、以前は左手でハサミを使えなかったものの「このハサミのおかげで久しぶりに左手で切ることができた」と感謝の声を寄せました。一方で、川崎市こども未来局長は「切れ味が以前のハサミより向上している」とのこと。また、シブヤフォントのバレンタインワークショップでは、ハート型のメッセージカード作りにハサミが役立ち、参加者から歓声が上がりました。

寄贈先の期待



川崎市の井上局長は、「多様性を大事にし、認め合うことで新しい魅力を創造する川崎市に寄贈していただけたことを嬉しく思います。今後も子どもたちの健全な育成に向けた取り組みを続けていきます」とコメントされました。

シブヤフォントの磯村理事も「インクルーシブデザインで新しい価値を作ることが大切です」と意義を訴え、コクヨとの今後の協力を期待しています。

ハサミ<サクサ>の特徴と価格



寄贈された「ハサミ<サクサ>」には、スタンダード刃やグルーレス刃など、様々なタイプがあり、それぞれに利便性が追求されています。メーカー希望小売価格は、スタンダード刃480円、グルーレス刃630円、フッ素グルーレス刃980円、チタン・グルーレス刃1270円です。

詳細はこちら - コクヨ

結論



コクヨの「ハサミ<サクサ>」寄贈により、利き手に関係なく使いやすいハサミが川崎市とシブヤフォントで活用されることになりました。この取り組みは、多様なニーズに応え、利用者に喜ばれる製品開発への道を開くものです。今後もコクヨのインクルーシブな理念が広がり、多くの人々に新たな可能性を提供してくれることを願っています。


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会社情報

会社名
コクヨ株式会社
住所
大阪府大阪市東成区大今里南6-1-1
電話番号
06-6976-1221

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