芭蕉生誕を祝う「芭蕉×ART」特別公募展
松尾芭蕉生誕380年を記念して、三重県伊賀市で「芭蕉×ART」特別公募展が開催されます。この特別公募展では、俳句の巨匠である芭蕉の作品や思想を、現代アートとして表現した創造性あふれる工芸作品の募集が行われました。
作品募集の概要
募集は2024年8月1日から12月31日までの期間、全国からの応募が受け付けられました。審査の結果、78作品が集まり、熱い競争の末に最優秀賞1作品、優秀賞5作品、さらに入選13作品が選ばれました。これらの作品は、芭蕉のテーマや俳句にインスパイアされたもので、どれも独自の視点で表現されています。
特別公募展の詳細
表彰式は2025年3月1日(土)午後2時から、伊賀市の史跡旧崇広堂で行われ、特別公募展も同日から3月16日まで開催されます。
展示内容
優秀賞として選ばれた作品は以下の通りです:
- - 夢のかけら(木象嵌) - テーマ:旅に病で夢は枯野を駆け廻る
- - 薄霞(堆漆香合) - テーマ:春なれや名もなき山の薄霞
- - 或る一日 -光の跡-(ガラス立体造形) - テーマ:不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず
- - 霜立つ(陶器) - テーマ:霜枯に咲は辛気の花野哉
- - 草いろいろ(型染) - テーマ:草いろいろおのおの花の手柄かな
- - 追憶【象潟・九十九島】(染色パネル) - テーマ:象潟や雨に西施がねぶの花
審査委員のご紹介
審査は著名なアート関係者によって行われました。
- - 審査委員長:菅谷富夫 - 大阪中之島美術館館長
- - 審査員:外舘和子 - 多摩美術大学教授
- - 速水豊 - 三重県立美術館館長
追加展示
さらに、入交家住宅においても「伊賀特別展」が開催され、芭蕉にゆかりのある6人のアーティストの作品が展示されます。これは地域文化の発展に寄与する大変素晴らしい機会です。
展覧会情報
- - 会場:史跡旧崇広堂
- - 期間:2025年3月1日(土)~3月16日(日)
- - 時間:午前9時30分~午後4時30分(火曜日休館)
本展は、芭蕉の俳句が生み出す幻想的な風景を、現代アートからどう表現するのかを体感できる貴重な機会です。この特別な公募展を通じて、ぜひ芭蕉の作品やその背景に触れてみてください。
お問い合わせ先
何か質問がある場合は、以下の連絡先までお問い合わせください。
- - 芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会事務局(伊賀市企画振興部文化振興課)
- - 電話番号:0595-22-9621
- - FAX:0595-22-9619
- - URL:伊賀市公式ホームページ
この特別なアート展に、皆様のご来場を心よりお待ちしております。