PIXTAが点字ブロックデータセットを販売開始
ピクスタ株式会社は、視覚障がい者のための技術進化に伴い、新しい「点字ブロックデータセット」の販売を開始しました。このデータセットは、日本国内で撮影された点字ブロックを含む画像を2,000点集めたもので、機械学習や自動運転技術、バリアフリーマップの作成など、さまざまな用途に合わせて利用が可能です。
データセットの概要
この点字ブロックデータセットは、商用利用が可能で、視覚障がい者の歩行支援や障害物検知、自動運転技術への応用など、多岐にわたるニーズに対応します。価格は198,000円(税込)で、購入希望者は「お問い合わせ」ページからデータを選択し、連絡を行うことになります。
主な特徴
- - 日本国内で撮影された点字ブロック画像: 点字ブロックの正規状態から、破損、障害物の有無までの多様な画像データを収録。
- - 様々な用途想定: 視覚障がい者の安全な歩行を支援する技術や、自動運転技術における道路状況の把握などに利用可能。
具体的な用途
1. 視覚障害者の歩行支援
点字ブロックを正確に検出し、進行方向や注意喚起の情報を音声や振動で伝えます。また、点字ブロック上・周辺の障害物を検知し、視覚障がい者を守る警告を行い、転倒や衝突を防止します。
2. 自動運転技術への活用
点字ブロックの認識は、交差点の位置を特定する手助けとなり、自動車や歩行者との安全な通行を確保します。視覚障がい者の存在を認識することで、適切な速度調整や停止を行い、事故を未然に防ぎます。
3. 点字ブロックの維持管理
画像解析を通じて点字ブロックの破損や劣化を自動で検出し、整備計画の策定に役立てることが可能です。
4. バリアフリーマップの作成
点字ブロック情報を自動的に収集し、視覚障がい者が利用しやすい地図を作成するための基盤となります。
提供の背景
最近、視覚障がい者を支援するための技術が進化している中で、点字ブロックがより重要な役割を果たしています。2022年には国土交通省が改訂したガイドラインで、点字ブロックの適切な設置や維持管理の重要性が強調されており、AI技術の導入が期待されています。
PIXTAは、1億点以上のデジタル素材を誇るマーケットプレイスとして、視覚障がい者の安全な移動を支援するためのデータを提供していく所存です。データセットの具体的な内容や使用方法については、PIXTAの公式ページに詳細が掲載されています。
今後の取り組み
今後も、社会課題の解決に役立つデータ提供を行い、PIXTAクリエイター会員様の権利を尊重し、質の高い画像・動画データを提供し続けることで、日本社会全体に貢献していく方針です。
お問い合わせ
データセットの詳細や購入については、
こちらのリンクをご覧ください。