ERPCが東京リージョンで提供開始した高性能環境
ERPC(Enhanced Real-time Processing Cloud)は、オランダ・アムステルダムを本社とするELSOUL LABO B.V.とValidators DAOによって運営されています。近年、東京リージョンにおいて、Premium Ryzen VPSおよび専有Premium Shredstreamのサービス提供が開始されました。これにより、アジア全体で進化するSolana開発と運用のニーズに応える基盤が整いました。
Premium Ryzen VPSの特長
Premium Ryzen VPSは、全世界で高い評価を得ている5.7GHzの高クロックスピードCPUを搭載し、ECC DDR5メモリとNVMe4ストレージを備えた最先端のプレミアム環境です。そして、25Gbpsのネットワーク帯域を2回線確保。これにより、オーバーコミットを行わず、仮想化環境でありながらベアメタルシステムのような安定した処理性能を提供することが可能となっています。
東京リージョンにおけるPremium Ryzen VPSは、2コア、4コア、8コアといった異なる構成が用意されています。この新しい基盤を利用した多くのユーザーからは、「即座に感じられる高速化」と「安定性の向上」が報告されています。
専有Premium Shredstreamの利点
専有Premium Shredstreamは、Premium Ryzen VPSと連携して機能し、共有Shredstreamと比較しても、87%以上のパフォーマンス向上が確認されています。これは、主要なバリデータ群やJito Shredstreamといった信頼性の高いデータソースの近くで稼働するため、専有環境の特性を存分に活かした結果です。特にトレーディングや高負荷ワークロードにおいて、性能向上が体感できると好評です。
共有Shredstreamの改善
東京リージョンの共有Shredstreamについても、主要バリデータやJito Block Engineにさらに近付ける配置を採用しました。これにより、外部ネットワークの影響を受けづらく、ピーク時においても安定した低レイテンシを維持する体制へとアップグレードが図られています。この設計の強化により、共有エンドポイントでも従来よりもはるかに高速な環境を実現しました。
Shredstreamのメリットとワークフローの工夫
ShredstreamはUDPを活用しているため、低レイテンシの特性を持っていますが、状況によっては揺れや変動が生じることもあります。そのため、エンジニアたちは複数のShredstreamを同時に使用することで、最も速くデータが届いたものを優先するシステムを利用しています。加えて、Geyser gRPCストリームとの併用により、誤検知を低減し、正確性を確保する二段階のワークフローが多くの場面で取り入れられています。
ERPCのStream Bundlesプランでは、複数のShredstreamに加えてGeyser gRPC、Solana RPC、SWQoSエンドポイントを包括的に契約することができ、専有Premium Shredstreamとの組み合わせで「速さ」と「安定」を兼ね備えた環境を効率よく実現します。
今後の展開と課題解決への取り組み
今後、東京リージョンではIndexed RPCノードの追加が予定されており、アジア地域における拠点としての地位を強化します。また、フランクフルト、アムステルダム、ニューヨークなど他の重要地域でも、リソースのアップグレードを継続し、全エンドポイントの品質向上に努めています。
ERPCは、トランザクションの失敗やレイテンシの変動といったRPC環境での問題を解決するための高性能開発基盤を提供し続けます。これにより、Solanaエコシステム全体の開発体験向上とともに、ユーザーの体験を改善することを目指しています。
さらに、ここの開発過程で直面した課題を克服するために独自のプラットフォームを構築し、それをベースにERPCやSLVを展開しています。金融分野のアプリケーションは特に重要であり、遅延やエラーは顧客体験に大きな影響をもたらします。
ERPCの取り組みを通じて、高品質なSolana開発環境を提供し、その中でのユーザー体験を向上させていくことが私たちの使命です。
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