ダイハツ工業が新組織体制へ役員異動も実施

ダイハツ工業の組織改正と役員・幹部職の人事異動

ダイハツ工業株式会社は、2025年1月1日から新たな組織体制を導入し、役員・幹部職の人事異動を実施すると発表しました。この改革により、事業全体の効率性を高め、市場ニーズに柔軟に応える体制を整えます。

組織改正の概要

今回の組織改正では、主に以下の点が挙げられます。まず、昨今のグローバル市場への対応強化を目的に、既存のコーポレート統括本部や営業CS本部、そして海外事業部によって分散していた戦略立案や実行機能を一元化し、新たに「事業・商品本部」を設立します。これにより、ダイハツの事業全体におけるスピード感と一貫性が向上されることを期待しています。なお、海外事業部は解消され、専門性を持った部署として事業企画部、商品企画部、部用品開発部が新設される予定です。

さらに、他の部門でも様々な組織的な見直しが行われます。コーポレート統括本部内には、国内外の渉外機能を一括管理する渉外室が新設されます。これにより、外部とのコミュニケーションを円滑にし、企業イメージの向上を図ります。また、生産調達本部では、物流室が物流部として再編され、調達部はサプライチェーン戦略部や調達プロジェクト推進部、さらには部品・資材調達部に再構築されます。これにより、組織全体としての生産性を向上させ、より効率的な資源管理を実現します。

役員の異動

ダイハツでは、役員の役割変更も行われます。具体的な役員名や役職については公開されていませんが、経営全体においての責任体制をより明確にし、スムーズな意思決定を実現することを目指します。

また、幹部職の移動も予定されており、本部長ポジションに新たな人材が配置される見込みです。これにより、組織の新しい方向性を掲げ、業績の向上に繋げる狙いがあります。