新工場が完成
2016-03-25 10:00:01
高級アルコール工業の第二工場・研究所が完成、医薬品原料事業参入へ
高級アルコール工業の新たな一歩
高級アルコール工業株式会社は、その60年以上にわたる歴史を背景に、新たに建設した第二工場・研究所を2023年3月に完成させました。この新たな施設は、同社の精製技術をさらに強化し、特に医薬品原料事業への参入を目指す重要な拠点となります。
第二工場・研究所の特長
新たに完成した第二工場は千葉県成田市の大栄工業団地に位置し、敷地面積は10,210㎡、建築面積は5,581㎡と非常にコンパクトに設計されています。この工場は、原料の供給から充填までのプロセスを立体的に配置することで、効率的な生産体制を実現しています。また、環境への配慮を重視し、ISO14001およびGMP(適正製造規範)を視野に置いた設計がされています。
製造設備は、全てが特注品であり、蓄積されたノウハウを結集したものとなっています。これにより、厳格な品質基準に応えるための製造と管理が徹底されており、品質管理体制がさらに強化されています。これは、化粧品原料に加え、新たに医薬品原料事業も展開できる基盤となります。
製品多様化と安全性向上の取り組み
新しい研究所では、微生物試験室を新設し、製品の安全性や効果・効能のエビデンスを立証するための研究が行われます。これにより、化粧品や医薬品の文化の発展に寄与し、さらなる製品多様化を実現することが期待されています。
高級アルコール工業は、すでに国内外で多くの取引先を持ち、大手化粧品メーカーを中心に年間数百種類の商品に同社の製品が配合されています。今後は、医薬品分野への参入により、更なる市場拡大を目指す方針です。
お客様への貢献
同社は、今後も化粧品原料事業のサービスを拡充すると共に、医薬品原料事業の展開によって、より多くのお客様に貢献していく考えです。工場内には見学ルートが設けられており、同社の先進的な製造設備を直接確認できる機会も提供されます。
今後、高級アルコール工業は、グローバルな油脂化学製品のサプライヤーとしての地位を確立し、多様なニーズに応える製品を提供していくことで、化粧品と医薬品の分野におけるリーダーシップを進めていくことでしょう。
会社概要と今後の展望
高級アルコール工業株式会社は、1952年に創立され、その後の数十年にわたり、エステル、高級アルコール、イソステアリン酸などの油脂化学製品の製造販売を行ってきました。本社は千葉県成田市に位置し、東京にも事務所を構えています。
新たに完成した第二工場・研究所は、同社にとって重要な転機となり、医薬品原料事業への本格的な参入が期待されています。今後の成長を見守りながら、高級アルコール工業の動向に注目したいところです。
会社情報
- 会社名
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高級アルコール工業株式会社
- 住所
- 千葉県成田市吉岡641-6 大栄工業団地
- 電話番号
-
0476-73-6020