行知学園がさらなる文化交流を促進
日本と世界の架け橋を目指す行知学園株式会社は、この度革新的な日本語教材『ピアで学ぶ日本語会話―日本語の知識を話す力に―活動195+上級へのステップ18中級~上級』を2024年12月に発行することを発表しました。この教材は、留学生や外国人向けに、日本語の会話能力だけでなく、思考力を同時に向上させるために設計されています。
日本語会話能力をより実践的に
この教材は全33ユニットから成り立っており、各ユニットには5〜7つの活動が掲載されています。特に注目されるのは「ピア・ラーニング」という手法で、これは学習者同士で協力し合いながら学びを深めるアプローチです。学生が自然に会話を交わすことで、日本語を使ったコミュニケーション能力を高めつつ、さまざまなトピックについても意見を交換しやすくなります。これにより、学習者は日常の話題からアカデミックな内容まで幅広く学習でき、実践的な日本語能力をつけることができます。
上級へのステップ
本教材には、上級日本語学習者のための「上級へのステップ」として18の特別な活動が用意されています。これにより、さらに深い知識を学びたい学習者にとって、自分のペースで学ぶためのカスタマイズが可能です。国籍や年齢を問わず、多くの人が興味を持ちやすい内容が満載です。
台湾文学の名作を発表
さらに行知学園は、2025年1月に台湾文学の巨星、林海音による不朽の名作『城南旧事―北京の思い出―』を翻訳し、書店で販売することも発表しました。この小説は林海音の幼少期をモチーフにした自伝的な作品で、1920年代の北京を舞台にした感動的なストーリーが展開されます。また、中国語圏においては、教科書として広く読まれているため、多文化理解の促進に寄与する重要な作品となるでしょう。
日本と世界をつなぐ出版事業
行知学園は、2016年から始まった日本留学試験対策書籍などを皮切りに、さまざまな書籍を手掛けてきました。その理念は、「出版で日本と世界をつなぐ」ことです。留学生や日本に興味を持つ外国人だけでなく、多文化共生に興味がある日本人向けに、これからも多くの書籍を展開していく計画です。
今後の展望
日本語教育や文化交流の重要性が高まる中で、行知学園はさらなる出版の拡大を目指しています。これからも多様なジャンルの書籍を揃え、多文化理解の促進に貢献していくことが期待されます。今後の出版情報にもぜひご注目ください。