CO2削減技術
2025-04-15 10:40:28

再生可能エネルギー発電の最適制御技術が開発され、CO2削減の新見解

再生可能エネルギー発電の最適制御技術が開発



パシフィックコンサルタンツ株式会社は、再生可能エネルギーによる発電の最適制御に関する画期的な技術を開発し、実証事業を成功裏に終えました。この新たな技術は、時間帯ごとのCO2排出係数に基づいており、従来の発電方法と比べてCO2削減の可能性を大いに拡大します。

開発の背景



再生可能エネルギーの導入が進む中、発電時に生じるCO2の排出量は時間帯によって大きく変化します。晴れた日など再エネの比率が高い時間帯ではCO2排出が少なく、逆に、天候や時間帯によって火力発電の使用が増えるため排出量も増加します。この変化を捉える方法が求められており、時間帯別のCO2排出係数を独自に算定・公開しました。

新技術の概要



今回の技術は、消化ガスを用いた発電で活用され、非効率な発電を回避することでCO2削減を実現します。特に、下水処理場から発生するバイオガスを利用した発電に適しており、ガスの発生量を予測し、最適な発電計画を作成することができます。これにより、発電を行う時間帯をフレキシブルに変更し、効率的なエネルギー利用が可能になります。

実証事業の成果



2025年2月に実施された実証期間中、売電電力量はCO2排出係数と高い相関があり、結果として発電した電気のCO2削減効果は約5%向上しました。また、電気の市場価値が向上することも確認され、売電収入は約7%増加しました。これは大きな成果であり、持続可能なエネルギー利用の新たな道を示しています。

今後の展望



パシフィックコンサルタンツとそのグループ会社は、この技術を全国のバイオガス発電所に普及することを計画しています。特に食品廃棄物や畜産ふん尿からもバイオガスを利用できるため、応用範囲は広く、地域のエネルギー課題への解決につながることが期待されます。今後もカーボンニュートラルの推進に向けた取り組みを続け、地域社会の発展に寄与する姿勢を示しています。

パシフィックコンサルタンツ株式会社について



1951年に設立されたパシフィックコンサルタンツは、70年以上にわたり建設コンサルタントのリーディングカンパニーとして、都市や上下水道、交通インフラ等の整備を手掛けてきました。持続可能な社会の実現に向け、新たな価値を社会に提供しています。公式HPもぜひ訪れてみてください。


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会社情報

会社名
パシフィックコンサルタンツ株式会社
住所
東京都千代田区神田錦町三丁目22番地テラススクエア
電話番号
03-6777-3001

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