Brocade Vyatta 5600発表
2013-10-04 10:34:15

ブロケード、NFV戦略を強化するBrocade Vyatta 5600 vRouterを発表

ブロケード コミュニケーションズシステムズ株式会社は、ネットワーク機能の仮想化(NFV)に特化した新製品、Brocade Vyatta 5600 vRouterの発表を行いました。この新しい仮想ルータは、特に大手通信事業者やサービスプロバイダの需要に応える形で設計されており、非常にコスト効果の高いネットワーク処理能力を提供します。

Vyatta 5600は、現在一部のユーザーに限定的に出荷されており、一般市場への展開は2013年末を予定しています。この製品は、約130万件のダウンロード実績を誇り、業界リーダーとしての地位を築いてきたBrocadeの強力な製品ファミリーの一員です。

新たに搭載されたvPlane技術は、x86コアあたり10Gbpsのスループットを実現し、競合商品と比較して最大40倍の性能向上を実現します。これにより、サーバのパケット処理能力が飛躍的に向上し、データトラフィックの急増にも効率良く対応できるようになりました。通信事業者やサービスプロバイダは、従来の専用ハードウェアからの移行を進めつつ、この新たなソフトウェアベースのアプローチを活用することで、多くのコストを削減することが可能です。

Brocade Vyatta 5600の主な機能には、BGPルーティング、ACLオフロードなどがあります。また、この製品はCloud Service Provider向け製品であるBrocade Vyatta 5400 vRouterの上位モデルとして、さらなる機能強化が図られています。

ブロケードのソフトウェアネットワーキング事業のバイスプレジデントであるケリー・ヘレル氏は、特定のハードウェアを用いたシステムから、高性能なx86サーバを用いたソリューションへの移行が可能であることを示しています。この移行により、設備投資コストの大幅な削減が期待されており、より柔軟なネットワークサービスの提供につながるとしています。

さらに、業界をリードするインテルやIBMの関連企業も、この新たなネットワーク機能の進化についての期待を寄せています。インテルのアーキテクチャグループのバイスプレジデントであるローズ・シューラー氏は、インテルの技術革新がNFVの推進を加速させている点や、ブロケードがその進化の最前線に立っていることに言及しています。

また、ソリューションプロバイダーであるSoftLayerのCTOデューク・スカーダ氏は、このBrocade Vyatta vRouterが提供する高性能な汎用ハードウェア利用が、ビジネスの俊敏性向上に寄与していると述べています。彼の言葉によれば、顧客のニーズに迅速に対応できるソリューションを提供することが可能になっています。

Infoneticsの主任アナリストであるマイケル・ハワード氏によると、NFVにより通信業界は根本的な変革を迎えており、Brocade Vyatta 5600 vRouterはこの変革に役立つ存在とされています。そして、ブロケードは今後10年間にわたり、通信事業者のNFVへの移行を強く促進する期待が寄せられています。

ZK Researchのズース・ケラバラ氏も、Brocade Vyatta 5600が市場全体からの支持を受ける中で多くの新機能を提供し、あらゆるニーズに応えるソリューションとなると予測しています。ブロケードは、Vyattaの買収を通じて培った技術を基に、さらなるリーダーシップを発揮していくでしょう。

最後に、ブロケードは2013年10月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催されるITpro EXPO 2013に出展し、Brocade Vyatta 5600のライブデモを実施します。この機会に、企業やサービスプロバイダのニーズに応える新たな技術と製品をお見逃しなく。詳細はブロケードの公式ウェブサイトでご確認ください。

会社情報

会社名
ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社
住所
東京都千代田区霞が関1-4-2大同生命霞が関ビル11階
電話番号

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