兵庫県初の訪問型病児保育サービス
兵庫県尼崎市では、2023年10月1日より新しい形の病児保育サービスが導入されます。このサービスは、共済型方式による訪問型病児保育で、従来の医療機関併設型に加えて、保護者の自宅に保育者が来るという画期的な仕組みです。
1. 新しい病児保育サービスの概要
訪問型病児保育サービスは、病気の子供を持つ家庭にとって大きな助けとなります。特に、自宅から病児保育室まで遠いと感じていた家庭は、このサービスの導入により、より利用しやすくなります。毎月の会費を支払うことで、病児保育が受けられるため、従来の償還払い方式のように高額な費用を一時的に立て替える必要がありません。
2. 主な特徴
この訪問型病児保育サービスにはいくつかの特徴があります。まず、月初回の保育料金が無料という点が魅力的です。利用時間は午前8時から午後6時30分までですが、初回の利用に限り料金がかからないため、初めての方も安心してサービスを利用できます。また、1対1の保育体制が整っており、例えば病気のお子様が2人の場合にはそれぞれに保育者が派遣されるため、手厚いサポートが提供されます。
3. 予約の流れ
予約は前日午後3時から受け付けが始まり、前日の午後8時までに申し込むことで、当日午前8時から保育が可能となります。さらに、当日も午前8時までの予約で対応してくれるため、急な事情にも柔軟に対応してもらえます。ただし、当日のキャンセルは午前6時まで無料で可能ですので、安心して利用できます。
4. お子様の様子を逐次確認
訪問型病児保育の最大の特長として、お子様の様子を逐次報告してもらえる点があります。お昼ご飯や薬、お昼寝の様子がメールで逐次伝えられるため、遠くにいてもお子様の状況を確認できる安心感があります。親としては、病気の子供を自宅で看護する不安を少しでも軽減できる助けとなるでしょう。
5. 利用方法
このサービスを利用するには、スマートフォンから事前に会員登録を行う必要があります。その後、会員ページから必要な予約申込をすることで利用開始が可能です。ただし、利用に伴う通信料は自己負担となりますので、注意が必要です。具体的な利用方法については、提供されるリーフレットに詳しく説明されています。
まとめ
この訪問型病児保育サービスの導入は、兵庫県初であり、尼崎市にとっても新たな医療サービスの1つとなります。自宅で安心して子供を看護できる環境が整うことで、親たちはより働きやすい環境を手に入れることができるでしょう。この素晴らしいサービスを通じて、地域の子供たちが健康に育つことを願っています。