富岡製糸場でAR体験!
2024年8月1日から群馬県の世界遺産、富岡製糸場で新しいAR(拡張現実)体験がスタートします。この取り組みは株式会社ProVisionによって実施され、特に子供たちの学びの場としての活性化が狙いです。AR宝探しラリーやInstagramで楽しむフォトフィルターが用意されていますが、どのような内容になっているのでしょうか。
富岡製糸場とは
富岡製糸場は1872年に設立された日本初の本格的な官営模範工場です。この場所では、日本の絹産業の基盤が築かれ、近代化にも貢献した歴史的な背景があります。現在でも多くの方が訪れ、製糸場の歴史や文化を学んでいますが、特に若い世代の訪問者にはもっと興味を持ってもらいたいとされてきました。
AR体験の背景
特に学校の課外授業や家庭での学習活動の一環として富岡製糸場を訪れる子供たちが増えていますが、一般的に若年層のエンゲージメントの低さが問題視されていました。そこで、ProVisionは子供たちが遊びながら学べる仕組みを導入することにしました。AR技術を活用した宝探しラリーやフォトフィルターが、その要望に応える形で開発されました。
具体的な内容
お富ちゃんの宝探しラリー
このラリーは、カメラ機能付きスマートフォンを使用し、施設内に設置された6カ所のマーカーを読み取ることでスタンプを集めていきます。全てのスタンプを集めると、特別なオリジナルグッズや、Instagramで使えるARフィルターが手に入ります。遊び心満載のこのラリーを通じて、子供たちは製糸場の歴史について自然に触れていくことができます。
ARフィルター体験
スタンプを全て集めた後に使用できるARフィルターには、富岡市のイメージキャラクター「お富ちゃん」が登場します。これを使用すると、顔がパッカーンと開く面白い効果を体感できます。また、「ず〜さまなりきりARフィルター」では、蚕のキャラクターが出現し、顔にフィルターがかかる仕掛けになっています。これらの体験は、子供たちにとって楽しい思い出となることでしょう。
地域経済への貢献
ProVisionは、群馬県高崎市にも営業所を構えており、富岡製糸場の来場者を増やすことで地域経済の活性化にも寄与したいと考えています。夏休み期間を利用して、家族連れを中心に多くの人々に来場してもらうよう、さまざまな工夫が凝らされています。
まとめ
このAR宝探しラリーは、2024年8月1日から2025年3月16日までの期間に実施されます。参加者は富岡製糸場内での学びを通じて、その歴史と文化を楽しむことができます。この新しい試みが、子供たちや家族にとって意味のある体験となることを期待しています。
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