水辺の可能性
2025-06-12 14:32:20

水辺の新たな可能性を探る若き卒業生たちの挑戦

水辺の新たな可能性を探る若き卒業生たちの挑戦



広島の叡啓大学を卒業した木村侑平さんと府川凛平さんは、学びの成果を活かして地元の水辺空間に新しい価値を見出すプロジェクトを進めています。彼らの活動は「川を移動空間として再生する」という明確なテーマのもとに展開されており、その手法として注目されているのがホバークラフトです。

広島は「水の都」として歴史を持ち、太田川を中心とした舟運が一度は栄えました。しかし、陸上交通の発展に伴い、水運は徐々に衰退。そのため、木村さんと府川さんは水辺を単なる景観と捉えるのではなく、新しい交通手段としての役割を再考しています。この重要な視点から彼らが選んだのがホバークラフトです。

ホバークラフトは水面から浮上して移動する特性を持ち、水深や桟橋の有無に左右されずに離着岸が可能です。広島の潮位差や河床の浅さといった課題をクリアするため、彼らはこの交通手段を採用しました。これにより、広島の水辺空間を活かした新しいモビリティの提案が可能になるのです。

現在、株式会社水都広島を設立し、プロトタイプの開発に向けてクラウドファンディングを実施しています。募った資金は、試作機の製造や浮上テストに利用され、最終的には広島駅と宮島間を約30分で結ぶ水上ルートの実現を目指しています。

このプロジェクトは、叡啓大学の教育理念を体現したものでもあります。地域社会や世界に貢献すべく解のない課題に果敢に挑む姿勢は、まさにこの大学が育む人材像です。卒業生の二人による新たな挑戦は、広島の水辺を活かした暮らしの豊かさを増進することに繋がると期待されています。

今後、彼らの取り組みがどのように展開するのか、ぜひ注目していきたいところです。若き卒業生たちの熱意と行動が、広島の未来に新たな風を吹き込むことでしょう。ぜひその進展を見守りたいと思います。


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会社情報

会社名
広島県公立大学法人
住所
広島県広島市南区宇品東一丁目1-71
電話番号
082-251-9540

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