GHG排出量可視化
2025-09-01 14:29:20

千葉興業銀行、温室効果ガス排出量可視化プラットフォームを導入

千葉興業銀行が「C-Turtle®FE」を導入



千葉県の金融機関である千葉興業銀行は、温室効果ガス(GHG)排出量の可視化を進めるため、2025年6月より株式会社NTTデータが提供する「C-Turtle® FE」を導入すると発表しました。この取り組みは、同 bank のGHG排出量、すなわちファイナンスド・エミッションの高度化を目指すもので、投融資先とのエンゲージメント強化を図るものです。これにより、千葉県のカーボンニュートラルの実現に寄与することを目的としています。

GHG排出量の可視化とサステナビリティ経営



千葉興業銀行は「地域とともにお客さまのために『親切』の心で」という企業理念を基に、サステナビリティ経営に力を入れています。2030年度末までにサステナブルファイナンスの累計実行額を1兆円以上にすることを目指しており、2040年度にはScope1およびScope2におけるカーボンニュートラルを達成する方針です。

気候変動への取り組みとして、同銀行は自社の排出量算定だけでなく、投融資先やサプライヤーの排出量も算定し開示する重要性を認識しています。NTTデータのプラットフォーム「C-Turtle FE」を導入することで、これらの排出量を効果的に管理し、削減に向けたプロセスを強化していく計画です。

「C-Turtle FE」について



「C-Turtle FE」は、金融機関の国際的基準である「PCAFスタンダード」に基づいて設計されたGHG排出量可視化プラットフォームです。このプラットフォームの特長は、サプライヤーの削減努力を自社のScope3排出量に反映できる「総排出量配分方式」を採用している点です。この方式により、投融資先から得たGHG排出量に基づく高品質なデータによって、より正確なファイナンスド・エミッションの算定が可能になります。

NTTデータは、今回の取り組みを通じて、千葉興業銀行のカーボンニュートラル達成に向けた活動を積極的に支援していく方針です。特に、「C-Turtle FE」を用いることで投融資先全体のGHG排出量の削減に寄与し、持続可能な社会の構築に貢献することを目指しています。

今後の展望



NTTデータと千葉興業銀行のパートナーシップは、地域全体でのカーボンニュートラルの達成に向けた重要な一歩です。両社は、投融資先やサプライヤーとの協力を通じて、GHG排出量の把握・削減を進めていくというビジョンを共有しています。

特に「C-Turtle」の導入によって、サプライチェーン全体のGHG排出量の透明性が向上し、削減活動が効果的に実施されることが期待されています。これにより、千葉県が掲げるカーボンニュートラル政策の実現に向けた強固な基盤が築かれることとなるでしょう。

まとめ



千葉興業銀行による「C-Turtle FE」の導入は、地域のカーボンニュートラル実現に向けた重要なステップです。NTTデータの技術と千葉興業銀行の意欲的な金融方針が相まって、持続可能な未来に向かう道が開かれることが期待されています。金融機関としての社会的責任を認識した両社の取り組みが、他の金融機関への良い手本となることを願ってやみません。


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会社名
株式会社NTTデータ
住所
東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル
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