墨が描く新たな愛の形、wataboku個展『TOUCH』
現代アーティストwatabokuによる最新個展『TOUCH』が、2025年5月16日から6月8日まで、東京都千代田区の「New Gallery」で開催されます。この展覧会は、watabokuの独自の視点で「愛」というテーマを掘り下げ、伝統的な墨を使った新たな表現方法に挑戦する重要な機会となります。
watabokuは、制服姿の少女「SAI」をモチーフにした幻想的なデジタルアートで知られ、SNSを駆使して国内外に多くのファンを持つアーティストです。これまで様々な分野とコラボレーションし、ファッション、音楽においてもそのキャリアを広げてきました。しかし、今回の個展では、今までのデジタル表現から一転し、古来の墨を使用した作品を展示することが特徴です。
新たな表現の地平を切り開く
『TOUCH』では、watabokuのこれまでの作品から出発し、過去の個展でも取り上げられなかった技法を採用しています。デジタルデータを下絵として和紙に直接出力し、その上から墨による描き込みやグラデーションを施すことで、唯一無二の表現を構築しました。この新たな手法は、wataboku自身の「愛」を形にするための重要なプロセスであり、自ら手を加える肉筆画の重みを感じる作品群が並びます。
愛の探求とその苦悩
watabokuは、過去に触れた「傷」をテーマにした展覧会で、自らの痛みや癒しを見つめ直しました。その中で「あまりにも目を背けたかった愛」というテーマに辿り着き、そのような感情を深く探求する姿勢が本展では顕著に表れています。作者はその過程で感じた渇望や狂気めいた感覚を、観客に伝えることを意図しています。「自分の絵で何ができるのか?」という問いを常に持ち続けるwatabokuは、これまでの経験を経て、愛を持った作品作りを貫いています。
限定商品も登場
また、展覧会では『TOUCH』の新作をデザインしたTシャツ、トートバッグ、バンダナ、ポストカードセットなどの限定グッズも販売される予定です。これらのアイテムは、watabokuのファンにとって貴重な収集品となるでしょう。
参加して新たな視点を体感
watabokuにとって、『TOUCH』は新たな挑戦であり、観覧者にとっても感情の振動を体験する貴重な機会です。愛をテーマにした様々な表現が、作品を通してどのように観客の心に響くのか、それを体感しに是非足を運んでみてください。この独創的な個展は、watabokuが描いた新たな表現の模索を示す重要な場所となることでしょう。
開催日時、場所、詳細な情報は、公式サイトをご覧ください:
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