ベトナム・ハノイに新たな住宅開発「The Senique Hanoi」へ参画
野村不動産株式会社は、ベトナムのハノイ市東部で施行される大規模タウンシップ開発プロジェクト「The Senique Hanoi」に参画することを発表しました。このプロジェクトは、CapitaLand Groupの開発部門、CapitaLand Developmentとの初のジョイントベンチャー(JV)案件となります。
プロジェクト概要
「The Senique Hanoi」は、約420ヘクタールの広大な敷地において、総戸数約2,150戸が計画されている大規模な住宅開発です。これにより、質の高い住環境と共用施設が提供され、生活の利便性が向上します。
本プロジェクトは、ハノイの中心地からわずか10キロの距離に位置し、車で約30分でアクセスすることができます。周辺には多様な施設が整っており、遊泳施設や緑豊かな公園、ショッピングモール、医療センターも完備されています。
住環境と設計コンセプト
本物件では、地上37階建ての建物が3棟構成され、1Bedroom(BR)から4BRの幅広い間取りが整えられています。また、最大430㎡のペントハウスも設けられ、贅沢な住まいを提供します。特に、ベトナムでは珍しいロフトタイプのDUPLEX住戸も約10%が予定されており、商品差別化の要素となります。
物件名の「Senique」は、ベトナムの国花である蓮を意味する“Sen”と、ユニークの“Unique”を組み合わせた造語であり、風光明媚な(scénique)というフランス語も含意しています。これにより、東洋と西洋の文化が融合した独自の住宅環境の創出を目指しています。
特に注目したいのは高い天井を確保することで、広々とした居住空間を生み出している点です。また、安全面にも配慮し、共用エリアへのセキュリティゲートを設置予定で、プール、ラウンジ、ジムと多彩な共用施設もあります。
環境への配慮
本プロジェクトでは、エネルギー効率と資源保護を目的とした環境認証「EDGE Certified」の取得を目指しています。これにより、持続可能な開発が進められ、住民や地域社会への配慮がなされた住宅環境が整備されます。
企業戦略と将来のビジョン
野村不動産は中長期経営計画において海外事業を重要な成長分野に位置付け、2031年までに約5,500億円を海外事業に投資し、海外事業からの利益比率を15%以上とする目標を掲げています。すでにベトナムでは数多くの住宅・オフィスプロジェクトに関与しており、より大規模な展開を図っていく計画です。
まとめ
「The Senique Hanoi」は、ハノイにおける新たな住宅選択肢を提供し、住みやすさと生活利便性を兼ね備えたプロジェクトです。今後の進行に注目しつつ、住環境の向上に寄与することを期待しています。