鳥羽商船高専が高校生ビジネスプラン・グランプリでの成功を収める
三重県鳥羽市にある鳥羽商船高等専門学校の学生たちが、全国規模の「第13回高校生ビジネスプラン・グランプリ」で名誉あるベスト100に選ばれました。彼らが提案したビジネスプランは「AIみくじで開運ショッピング」というもので、観光活性化を目的としたアプリの開発です。
ビジネスプランの特徴
「AIみくじで開運ショッピング」は、店舗に設置されたタブレットを使用して、スマートフォンのカメラで自分の顔を撮影する仕組みを導入しています。AIが年齢層、性別、表情などを分析し、その結果に基づいて、利用者に適した商品やサービスを提供します。このプランは相差町の観光客が増えているものの、1人当たりの消費額が減少しているという課題に対処することを目指しています。
特にアプリは、提案内容が利用者の表情や季節に応じて変わるため、リピーターにも新しい体験を提供するという点が高く評価されています。これにより、観光客一人ひとりに対して個別化された購買体験を創出します。
表彰式の様子
表彰式は、令和7年12月18日に行われ、日本政策金融公庫伊勢支店の岡田支店長と、指導教員の江崎教授らが見守る中、学生たちがビジネスプランの発表を行いました。質疑応答では、同じ人物が何度も利用した場合の提案のダイナミズムについて質問が寄せられ、学生たちは「表情や季節を分析するため、異なる結果が得られる」と自信を持って回答しました。
社会実装に向けて
今後の展望について、学生たちは「相差町でのプロトタイプ実証では、実際に土産物店への来店や購入につながった事例があった。今後は提案商品・サービスを増やし、伊勢のおはらい町など、鳥羽周辺の観光地にも展開していきたい」という意欲を示しています。このように、ただのビジネスプランにとどまらず、実際の社会に実装される可能性を秘めているのです。
鳥羽商船高等専門学校の歴史
鳥羽商船高等専門学校は、1875年に航海測量習練所として創立され、その後1881年に現在の形で設立されました。この学校は、日本国内にある5つの商船高専の中で最も長い歴史を持つ教育機関で、商船学科と情報機械システム工学科の2学科から構成されています。生徒たちは、科学的思考と高度な知識・技術を身につけ、地域社会から世界まで幅広く活躍できる能力を養っています。
最後に
令和8年2月21日には名古屋で開催される東海地区発表会において、本ビジネスプランが再度発表される予定です。これからも鳥羽商船高専の学生たちが新たな挑戦を続け、地域の活性化に貢献する姿が期待されます。また、このような取り組みが、将来の日本経済にどんな影響を与えるか非常に楽しみです。