ひかり味噌が伝統の「大寒仕込み」を実施、社員と取引先が共に体験

ひかり味噌が伝える伝統の味噌づくり

2025年1月31日、長野県の飯島グリーン工場でひかり味噌が年に一度の伝統行事「大寒仕込み」を実施しました。今年で40回目を迎えるこの行事は、味噌作りの原点に立ち返り、感謝と技術の継承を目的としています。

大寒仕込みとは

「大寒仕込み」とは、前年に収穫された新穀の大豆と米を使って、二十四節気の中で特に寒さが厳しい時期に行われる味噌の仕込みです。この時期は空気中の雑菌が少なく、発酵に最も適した条件とされています。ひかり味噌では、北海道産の大豆「ユキホマレ」、新潟県産の「コシヒカリ」を使った米麹、長崎県産の塩を使用して、味噌作りが行われました。

伝統と感謝の祈り

行事の開始は、飯島グリーン工場内に祀られた醸造の神に、豊穣と良質な味噌の仕上がりを願って祈りを捧げることから。これにより、参加者全員が味噌作りの重要性を再認識します。その後、蒸した大豆に事前に準備したみそ玉を加え、米麹、塩と共に混ぜ、約2トンのタンクに流し込みます。ここで、足で踏みならして空気を抜く工程が重要です。この方法で均一な発酵が促進されます。

技術継承の重要性

今年の大寒仕込みでは、醸造部門以外の社員も参加し、味噌づくりの技術を体験しました。さらに、イギリスからの取引先もお招きし、伝統的な手法を通じてひかり味噌の真摯な姿勢を伝える貴重な機会となりました。参加者の一人は、「驚くべき体験であり、長野の美しい工場で味噌作りを共有できたことは光栄でした」と述べています。