ジョイントプロジェクトによって誕生したCloakOne® Gate
株式会社ブイキューブ、テレキューブ株式会社、TOPPANエッジ株式会社の三社は、工場や建設現場などの入退管理に特化した顔認証システム「CloakOne® Gate」の販売を2025年2月26日から開始します。これは、特に屋外や半屋外の環境においても有効で、セキュリティと利便性を追求した新しい試みです。
セキュリティ意識の高まり
近年では、セキュリティへの関心が飛躍的に高まっており、製造業の工場や様々な事業所では、入退管理体制の強化が求められています。従来の申請用紙方式では、多くの来訪者を迅速かつ正確に管理することが難しいという課題がありました。特に、メンテナンス時の短期間に多数の外部業者が集中するケースなどでは、事務手続きが煩雑になり、非効率な状況が生まれがちでした。
このような背景を受けて、顔認証技術が注目されるようになり、特に屋外環境でも対応できるシステムとしてCloakOne® Gateが生まれました。
CloakOne® Gateの特長
CloakOne® Gateは、非電気錠扉と電気錠扉を組み合わせた入退管理機能を提供します。これにより、オープンスペースとセキュリティエリアを明確に区分けでき、顔認証後にはスムーズにエリア内へ進入可能です。また、個々のニーズに応じた運用設定も柔軟に対応している点が特長です。
屋外でも威力を発揮
透過型の屋外ブースでは、日光や気候の影響を受けずに安定した顔認証が実施されます。これに加え、申請用紙を用いないため、来訪者と受け入れ側の時間や手間を著しく削減することができます。管理情報は電子化されるため、万が一の災害時にも活用しやすいデータとなります。
環境への配慮も
CloakOne® Gateは、サイズ1200 × 1200 × 2418mmとコンパクトで、設置が容易であることも魅力の一つです。消防法や電気用品安全法に準拠した設計により、安全性にも配慮されています。
価格設定と今後の展開
CloakOne® Gateの一式は300万円からの価格で、設置や確認作業の費用が別途でかかります。2026年度までには、計20式の導入を目指して展開を進めていく方針です。
今後、このシステムを通じて工場や事業所が抱えるセキュリティ課題の解決に貢献できることが期待されています。自社のセキュリティを強化したい企業の方は、ぜひこの新しいシステムを検討してみてはいかがでしょうか。