リスキリングサミット2024
2024-09-10 19:22:41

ミドルシニア人材活躍のためのリスキリングを議論した「日経リスキリングサミット2024」

日経リスキリングサミット2024での議論



2024年9月3日、東京で「日経リスキリングサミット2024」が開催され、特に注目を集めたのが「ミドルシニアのリスキリング実践」というテーマのパネルディスカッションです。このセッションでは、ミドルシニア人材がどのようにリスキルを実現し、活躍していくかについて、さまざまな意見が交わされました。

代表を務めるNHの野澤氏は、リスキリングに対する企業や社員の動きについて「なぜリスキリングを行うのか」という根本的な問いから考えることが重要だと強調しました。それにより、仲間との深い対話を通して自己のキャリアや才能に気づくことができるとしました。野澤氏は「仲間に『なぜ』を聞くことで、その背後にある思いや価値観を知ることができ、自己成長に繋がる」と述べました。このような集まりの中での対話の重要性は、双方の登壇者によって再三にわたり強調されました。

河野氏もまた、ミドルシニア社員にとっての仲間との対話がキャリア形成においてどれほど重要かを語り、特に「濃さ」が近い仲間とのやり取りが、自身のキャリア観に対する気づきのきっかけとなると説明しました。彼女は、成長のためにはしがらみの少ない環境で素直な対話ができることが必須だと述べ、これが自己研鑽を促す大きな要素だと結論付けました。

このような意識の中で、自立したキャリアを築くためには「渇き」を持つことも重要です。野澤氏は、「渇き」を基に主体的にキャリアを考えるライフプレナーになることで、自律したキャリア形成が現実的になるとし、双方ともその考えに共感しました。

さらに、リスキリングを実践しようとする人々へのアドバイスとして、河野氏は「日本を元気にする」との気持ちでリスキリングに挑戦し、困難があっても仲間と共に乗り越えて欲しいと述べました。野澤氏は、まず自身の近くにいるコミュニティに参加してみることから始めると良いとし、労働人口の減少や人生100年時代の背景において、キャリア自律が求められる状況に対して企業の枠を超えたチャレンジの重要性を語りました。

日経リスキリングサミットの概要



このサミットは、少子高齢化による労働力不足やデジタルトランスフォーメーションへの対応を背景に、リスキリングの必要性が高まる中開催されました。2日間にわたり、求められるリスキリングの具体策が議論され、特にAIや脱炭素分野での人材育成の必要性に焦点が当たりました。参加者は、地方創生をテーマに自治体や地方企業のリスキリングについても意見を交わしました。

今年で3回目となるこのサミットでは、初めて「日経リスキリングアワード」の表彰式も行われ、多くの参加者が自らの成長と死活的なキャリアの構築に向けて熱意を持ち寄りました。リスキリングを通じて、仲間同士が互いの成長を助け合うことが、今後の日本を支える大きな力となることでしょう。


ライフシフトプラットフォーム(LSP)とは



野澤氏が率いる「ライフシフトプラットフォーム(LSP)」は、人生100年時代において、年齢にとらわれることなくビジネスパーソンが自律したプロフェッショナルとして活躍できる環境を提供しています。248名がメンバーとして所属し、さまざまな専門性を持った人々が集まるこのプラットフォームは、キャリアを自らの手で築き上げることを可能にします。

今後もこのような取り組みが広がり、ミドルシニアのリスキリングが実現することで、より多くの人々が自身のキャリアを自律的に進めることが期待されます。


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