クリーニング機械メーカーが新たに飛沫防止板を発売、飲食業界に安全を提供

飲食業界に新たな安全対策を提供する「レストランdeマスク」

クリーニング機械メーカーの三幸社が、6月25日に飲食店専用の飛沫防止板「レストランdeマスク」を発売しました。この製品は、レストランのテーブルに簡単に設置できる自立型であり、食事中の会話を楽しむことができる安全な空間を提供します。

製品の特徴

「レストランdeマスク」は、スタンダードとワイドの2種類のサイズを展開しています。スタンダードは横幅950mm、高さ505mm、脚幅345mm、ワイドは1470mmの横幅を持ちます。どちらのタイプも、透明、ホワイト、ブラックのカラーバリエーションがあり、飲食店の雰囲気に合わせやすいデザインになっています。価格は7,980円からの設定です。

高い安全性と快適性

製品はステンレス製のフレームと難燃性のビニールから成り立ち、0.3mmの厚さでどんな環境でも安心して使用できる仕様です。また、部品点数が少ないため、組み立ても非常に簡単です。下部が広めに設計されていて、調味料や共用品を双方から取りやすく、食事中の圧迫感を軽減するため高さも工夫されています。このような配慮により、2時間以上座っていても快適に過ごせる設計がされています。

適応した運用事例

狭山ゴルフクラブ（埼玉県入間市）でも、すでに「レストランdeマスク」が導入され、従業員やお客様から高い評価を得ています。支配人の綱島氏は「業界団体からの指針に従って実施した」と語り、今後もこの取り組みを続けていく意思を示しています。レストランでの安心・安全な食事環境を求める声は高まっており、このような製品の必要性が増しています。

社会貢献への取り組み

三幸社は、これまで自動ワイシャツ仕上げ機での高いシェアを獲得してきましたが、新たに飛沫防止板の製造に挑むことになった背景には、クリーニング業界全体が需要減に直面したことが影響しています。あるクリーニング店からの要請を契機に、飛沫防止板の開発がスタートし、「世の中に貢献したい」との意向から実現しました。

今後、飛沫防止板の設置は飲食業界での常識化が予想されます。三幸社は、デザイン性と機能性を兼ね備えた「レストランdeマスク」を通じて、飲食業界の発展に寄与し、安全で明るい未来を築く手助けを目指しています。飲食店オーナーや経営者は、ぜひこの新しい製品を活用してみてはいかがでしょうか。