神楽坂乳業の挑戦
神楽坂乳業株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:林和彦)は、2026年3月24日発売の書籍『日本でいちばん大切にしたい会社9』に掲載されることが決まりました。この書籍は、「人を大切にする経営」を実践する企業を厳選して紹介するもので、掲載される企業は社会的信頼を築いてきた企業が中心です。しかし、創業から日が浅い神楽坂乳業が選ばれたのは非常に異例なことです。
創業者・林和彦のストーリー
林は、東京女子医科大学で35年間も勤務し、副院長やがんセンター長を歴任した医師です。しかし、医療事故への対応からくるストレスが重なり、体調を崩した結果、重度の便秘になってしまいました。一般的な治療法では改善しない中で、彼は腸内環境の改善の必要性を痛感し、自宅を研究室に改造。ヨーグルトの開発に専念しました。
彼は全ての退職金や貯金を使い果たし、自己負債は約2億5,000万円に達しました。そんな状況でも開発を止めることはありませんでした。手元に残った現金はわずか7万円。家庭からは、「この家がなくなったらどうするのか」と心配されていたものの、林の夢を諦めることはありませんでした。
企業の理念
林が目指したのは、単なる食品企業ではありません。彼が創業したのは、がん患者や介護が必要な人たちなど、「働きたいのに働けない人」が働く場を提供するための会社でした。特に、経済的成功よりも社会的成功を目指すという理念が根底にあります。この理念のもとで、彼は神楽坂乳業を事業として成立させ、社会へ貢献しようと奮闘しています。
小さな社会的企業
現在の神楽坂乳業は、代表の林を含めたわずか5名の社員で構成されています。スタッフは、手術室看護師や病院薬剤師、発酵の専門家など、それぞれ異なる経歴を持っていますが、全員が企業の理念に共鳴し、一緒に働いています。伝統的な雇用関係の上下を排除し、全員が経営に関与する形を選んでいます。
書籍掲載の理由
神楽坂乳業は、まだ完成された企業ではありません。経済的な余裕もなく、事業も発展途上です。しかし、今回掲載された理由は「何を目指しているのか」が明確であるからです。利益の最大化ではなく、社会にどう貢献できるかという問いに対する姿勢が評価されたと感じています。
代表・林和彦のコメント
「このような書籍に掲載されることは、私たちにとって光栄なことです。ただし、私たちはまだ“いちばん大切にしたい会社”ではありません。これからそうであり続けられるかどうかが問われている段階です。医療で救えなかった領域に対し、食を通じてどこまで貢献できるか、また、働けない人が働ける社会を実現できるのか、そういった問いに今後も向き合っていきます。」と話しています。
書籍情報
- - 書名:日本でいちばん大切にしたい会社9
- - 著者:坂本光司
- - 発売日:2026年3月24日
- - 出版社:あさ出版
会社概要
- - 会社名:神楽坂乳業株式会社
- - 所在地:東京都新宿区
- - 代表者:代表取締役 林 和彦
- - 事業内容:機能性ヨーグルトの製造・販売
お問い合わせ
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