バイナリエクスプロイトワークショップとは?
情報セキュリティ分野での将来を担う学生を対象にした「Binary Exploitation Workshop for Students」が、2025年8月21日(木)から22日(金)までの2日間、東京都千代田区で開催されることが決定しました。このイベントは、無料で参加できる実践的なハンズオン形式の学習機会です。
【イベント概要】
本ワークショップでは、リバースエンジニアリングとエクスプロイト開発に焦点を当て、参加者が実際に手を動かしながら必要なスキルを習得します。株式会社サイバーディフェンス研究所の主導のもと、業界で活躍するプロフェッショナルから直接指導を受けることができます。対象は18歳以上の学生で、定員は12名(選考あり)です。
- - 開催日時: 2025年8月21日(木)~ 22日(金)
- - 会場: 株式会社サイバーディフェンス研究所 セミナールーム
- - 参加費: 無料
- - 必要なスキル: Pythonプログラミング経験、C言語プログラムのデバッグ、ELFファイル解析スキル
参加希望者は、技術課題に取り組んだ後、申込フォームからエントリーが必要です。参加応募の締め切りは2025年7月11日となっています。
【講義トピック】
ワークショップでは、以下の講義トピックが予定されています:
- - Stack-based Buffer Overflowとシェルコード実行
- - NXビットとROPの理解
- - ROP応用(Stack Pivoting等)
- - SSP/ASLR/PIEと情報リーク
- - 任意アドレスの読み書き
- - RELROの回避
【トレーナー紹介】
このワークショップでは、次のトレーナーが教鞭を執ります。
- - 松隈 大樹: 株式会社サイバーディフェンス研究所の技術統括部リバースエンジニアリンググループに所属し、ペネトレーションテストやウェブアプリケーションの脆弱性診断のエキスパートです。
- - 丑丸 逸人(ucq): バイナリアンとして知られる彼は、CTF大会での優勝経験を持ち、世界中でバイナリ解析やリバースエンジニアリングに携わっています。
【ネットワーキングの機会】
このイベントは、同じ志を持つ仲間との交流を図る絶好の機会でもあります。参加者同士のネットワーキングを通じて、将来のキャリア形成へとつなげていくことが期待されています。何か新しいアイデアやインスピレーションを得るチャンスです。
【サイバーディフェンス研究所について】
サイバーディフェンス研究所は、サイバーセキュリティの専門家が集まるチームとして、企業や政府機関向けにセキュリティ診断やフォレンジック調査などを行っています。また、セキュリティトレーニングなど多様な教育サービスを提供し、業界のスキル向上に寄与しています。
この貴重な体験を通じて、未来の情報セキュリティ技術者としての道を開いてみませんか?