アルプ株式会社が新たに見せる決済の未来
先日、アルプ株式会社はBtoB向け請求・決済システム「Scalebase ペイメント」の新機能、「Scalebase ペイメント カード決済機能」を2025年1月21日にリリースした。この新サービスにより、企業はクレジットカード決済による請求が可能になり、業務効率の向上を図ることができる。
クレジットカード決済の重要性
経済産業省の調査によると、キャッシュレス決済の普及が進む中、BtoB取引における決済手段は、未だ銀行振込が主流である。具体的には、約90%の取引が銀行振込で行われ、クレジットカード決済はわずか6.2%に留まっている。この背景には、支払い側のカード決済ニーズが高まっているにも関わらず、請求側の対応が整っていない現状がある。
実際、調査結果では6割以上の企業がクレジットカード決済の導入を希望しているが、請求側ではこのニーズに応えられているのは約3割に過ぎない。こうした状況を受けて、Scalebase ペイメントは新たにカード決済機能を導入し、ユーザーが手軽にクレジットカードでの請求を行える環境を整えた。
Scalebase ペイメント カード決済機能の特徴
この新機能の最大のメリットは、銀行振込の請求書とクレジットカード決済を一元管理できることだ。これにより、複数のシステムに分散していた業務を一つのプラットフォーム上で完結させることができるようになった。また、クレジットカード決済が失敗した場合にも、すぐに銀行振込用の請求書に切り替えが可能であり、顧客への入金催促業務の負担も軽減される。
利便性の向上とキャッシュフローの安定化
クレジットカードでの決済は、銀行振込に比べて速やかな入金が期待できるため、企業のキャッシュフローの安定化にもつながる。決済が成功すれば、入金の保証もされるため、売掛金の未回収リスクも低減される。これらの要素は、企業にとって新たなビジネスチャンスを広げる要因ともなるだろう。
導入方法と対応クレジットカード
このサービスを利用するには、まず申し込みを行い、GMOイプシロン株式会社および各クレジットカード会社の審査を受ける必要がある。審査が通ると、約1週間で利用可能となる。対応するブランドは、VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS、DISCOVERに加えて、デビットカードやプリペイドカードも対象に含まれている。
また、リリース記念として、特別な決済手数料率(2.6%〜)が設定されており、申し込み時期によってはキャンペーン率が適用されない場合もあるため、注意が必要だ。
企業の成長を後押しする新サービス
「Scalebase ペイメント」は、法人向けの請求書発行やクレジットカード決済、入金管理などを一元管理できるシステムであり、企業の請求業務を効率化するための重要なツールである。
この新機能の導入により、企業は業務の効率化を図ることができるだけでなく、さらなるビジネスチャンスの開拓に向けた準備を整えることができるだろう。アルプ株式会社は、これからも企業のバックオフィス業務の効率化に貢献するサービスを提供し続けていくことだろう。
詳細は、
Scalebase ペイメントの公式サイトで確認できる。