東邦ガスと東京センチュリー、再エネ発電事業会社設立
東邦ガス株式会社と東京センチュリー株式会社は、このたび共同で再生可能エネルギーの確保を目的とした発電事業会社「TTブラザーズ合同会社」を設立しました。この新たな企業は、主に非FIT太陽光発電に特化し、再エネ発電所の開発に取り組むことを目指します。
新たな再生可能エネルギーの確保
TTブラザーズは、非FIT太陽光を中心に、発電事業を行います。これにより発電された電気は、全量を東邦ガスが買い取り、環境価値とともに必要とされる顧客に供給される予定です。東京センチュリーは、連結子会社であるA&Tm株式会社を通じて、発電所の運営や保守管理といったO&M(オペレーション&メンテナンス)やアセットマネジメントを行います。
今後は、中部エリアを中心に分散型の太陽光発電所の開発を進めていく予定で、最終的には約100MW規模の再エネ発電所の構築を目指します。
脱炭素社会の実現に向けて
政府が掲げる2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、企業は再エネ電気の調達が急務となっています。東邦ガスと東京センチュリーは、TTブラザーズを通じて再エネ電源を確保し、脱炭素社会に向けた課題解決に向けて協力していく方針です。
TTブラザーズの設立は、再生可能エネルギーの普及に向けた重要な一歩であり、今後の発展に期待が寄せられています。
TTブラザーズの基本情報
- - 会社名: TTブラザーズ合同会社
- - 所在地: 東京都千代田区神田練塀町3番地
- - 設立日: 2024年9月
- - 資本金: 300万円
- - 出資比率: 東邦ガス:50%、東京センチュリー:50%
- - 事業内容: 太陽光発電事業(発電設備の開発、保有)、太陽光発電設備と関連機器の設置および保守管理
この取り組みは、再エネの導入促進だけでなく、地域経済の活性化にも寄与すると考えられています。両社が持つ技術と経験を活かし、持続可能なエネルギー供給の確立を目指します。
企業の目標について
東邦ガス株式会社
東邦ガスは、2022年度をスタートとする中期経営計画において、「カーボンニュートラルの推進」をキーコンセプトに掲げています。2024年3月末時点の再エネ電源取扱量は約120MWを見込み、2025年度には250MWを目指しています。
東京センチュリー株式会社
東京センチュリーは、国内外のパートナー企業との共創によって、「金融×サービス×事業」を融合させたビジネスモデルを展開しています。再エネ事業においては、太陽光発電を中心に915MW以上の開発・運営を行い、今後もさらなる再エネ供給の拡大を目指しています。
新たな発電事業会社「TTブラザーズ」の設立は、再生可能エネルギーの充実とともに、企業の成長を加速させる原動力となることでしょう。